第三十章「彼を継ぐ者」
GM:通路を走るクフィルはしばらくし、その異変に気づいた。

クフィル:「…ッと」

GM:ここまで神殿は結界に護られており、その気配はクフィルにも伝わっていた。
だが、目の前の通路から先の結界が消失している。同時に奥から感じられる無数の人の気配。
そして闇の中から現れるのは忘れもしない。
あの死神のような男。純白の鎌をかざす“処刑人”の姿。

クフィル:「そんなに急いで何処行くの…っと」
飄々とした態度で己に死を運びに来た死神“処刑人”と相対する。

GM:帝国の処刑人――ミュラーは君と対峙する。そして、その背後にいるのは彼の精鋭軍。
「…ヴァーレンハイト第二皇子クフィル。ようやく会えたな」

クフィル:「…そうだな。ラヴァード帝国の死神“処刑人”アーグスト=ミュラー」

GM:ミュラーは君を確認し、そう一言を告げる。
そして、それに反応するようにミュラーと共に来た兵士達の数人が剣を抜く。
「へへへ、ミュラー様。こんな小僧なんぞ、我々だけで十分。さ、ミュラー様は奥を目指してください」

クフィル:三下(笑)

GM:そう圧倒的戦力を背に下品な笑いを浮かべる帝国兵。
だが次の瞬間、その帝国兵の表情は驚愕に変わる。

“ざん……!!”

GM:それは自らから咲いた真紅の華。
ミュラーの放った鎌はその三下兵を切り裂いた。
「ぺあ…?」
倒れる三下兵。否、それだけではない。
ミュラーが引き連れてきた彼の専属の精鋭が共に同行した帝国兵達を薙ぎ払い、
その場にて切り捨てている。対峙していたクフィルの目の前で、行なわれるそんな行為。
やがて目の前の男、処刑人ミュラーは信じられない行動を取る。

「――この時をずっとお待ちしておりました、クフィル様」

GM:それは臣下の印。なんと君の目の前でミュラーはその膝を折り
頭を下げ、君に傅くように彼の配下達も同様に君に対して忠を尽くすように片膝をついた。

クフィル:な、なんやてー!?

ライラ:(ポカーソ)

GM(ミュラー):「クフィル様。私はずっと貴方様に会うべく行動をしておりました。
我が名はアーグスト=ミュラー」

「貴方様に仕える為に生まれて来た者です」

GM:そうミュラーは膝を折り、頭を下げたままの姿勢で君に宣言をする。

クフィル:「…な、え…?ちょっと待ってくれよ…?」
一体どう言う事だ?

GM(ミュラー):「…ヴァーレンハイト城ではセオドルに邪魔され
まともに挨拶もできずに申し訳ありませんでした…」

クフィル:「…あン時はてっきり殺されるモンかと…」

GM(ミュラー):「クフィル様。私はかつてこの地を治めるファルナス様に赤子の頃に拾われた者です」

クフィル:「…ファルナスさん、に…?」

GM(ミュラー):「以後ファルナス様に育てられながら言われてきた事はただひとつ。
ファルナス様の後を継ぐであろう貴方様、クフィル様に従うため、これまで生きて来ました」

クフィル:「俺に、仕える為に…?」

GM(ミュラー):「私が帝国の七将王となったのも帝国の動きやその後ろにいる天皇大帝の動きを
ファルナス様に伝えるための行為です。ですが、すでにファルナス様が崩御されたのは
私も感じ取っております。そして貴方様が今ここにいる。ならば私には何の迷いもありません。
七将王としての地位は今ここに捨て、以後私は貴方様の忠実なる僕となります」
彼とその背後にいる精鋭軍は何の迷いもなく断言する。

クフィル:「…ミュラー…」
コイツは…この男は…ッ!!

GM(ミュラー):「…もし貴方様が信用できないと言うのならば、そう言ってください。
私はこの首を貴方に差し上げます――」

「ミュラー、ありがとう」

クフィル:同じく地に膝をつき、彼を抱きしめる。

GM(ミュラー):「――!クフィル様…」

クフィル:「俺が不甲斐無いばかりに苦労をかけた」

GM:彼は君の答えに対し、少し驚き、やがて笑みを浮かべ君を見る。
「とんでもございません。クフィル様は私の事など知らなかったのです。
クフィル様が苦労を感じることなどありません」

ライラ:(「引っ掛かったな」ズブリな展開マダー?)

GM(ミュラー):(「それは永遠にないな」)

クフィル:その瞳に、信頼に。そして何よりこの男の人生に答える為にも立ち上がる、手を差し伸べる。

GM(ミュラー):「――クフィル様」
彼は君の手を掴み、共に立ち上がる。

クフィル:「俺と共に来い、ミュラー。俺の同士として、仲間として、友として」

アスタロト:(貴様何故レクトル様を殺したあぁぁ!とカットインしたい衝動を必死で堪えているよ!!)

GM:それは当然の怒り(爆笑) しかし、ミュラーとしては他に選択の余地がなかったのですよ。
ミュラーからすればレクトルは反逆者の上に機関と通じてた人間でしたからね。
それにあの状況での彼の重態を見れば助けるのは不可能でしたから。
介錯をするのがミュラーなりのレクトルに対する唯一の救済だったのでしょうし。
まぁ、しかしこの辺は直に会った時に責めておkな部分ですので(笑)

アスタロト:(しくしく)

クフィル:「ファルナスさんは確かに死んだ。
だがその魂はこの地とそこに住んでいる民、お前たち、そして俺に確かに繋がっている。
俺と共に、『道』を歩め」

GM(ミュラー):「――はい、クフィル様。では早速、我が主君としてご命令を下してください」

クフィル:「固いな、ミュラー。まず最初の命令は俺をフィルって呼ぶ事だ」
ニヤリと笑う。

GM(ミュラー):「…了解しました。フィル…様」

クフィル:「ま、最初はそれでいいぜ」
ガシガシとミュラーの頭を撫でる。

GM(ミュラー):「…ではフィル様、私とこの者達は裏門から来るであろう敵軍の足を止めます」

クフィル:「任せたぞミュラー。それにお前達」
ミュラーの後ろに控える騎士たち一人一人に眼を向ける。

GM:君の期待に応えるようにミュラーと精鋭達は戦場へと向かう。
それは後に、クフィルの忠臣として知られる男との出会いであった。

◆    ◆    ◆

クフィル:(「超びびった」)

GM(ミュラー):(「実は仲間でした^^」)

クフィル:(PL「マジびびった」)

GM:――正門。そこに軍勢を率いて向かったアスタロトはすぐさま戦闘を否応なしに開始された。
正門にいる軍勢はアスタロト側のゆうに二倍。
だが全員決死の覚悟で挑み、そう簡単に勝敗は決しそうになかった。

ライラ:(攻撃側三倍の原則にのっとれば全然余裕だ!)

アスタロト:「ここを守りきれば勝機があります!」
銃を構えて着実に敵兵を撃っていきます。

GM(フィー):「アスタロト、右翼がちょっと劣勢みたい。
アタシが右翼の援護に行くけど…アタシがいなくても大丈夫?」
ばんばん銃を撃ちながら、すぐ隣りにいる君へ。

アスタロト:「…大丈夫です。右翼、フィーに任せます」
信頼を込めて目線を送り、こくりとうなずいた。

GM(フィー):「そう、じゃあまた後で会いましょうね、アスタロト」
彼女も君を信頼し、そう瞳を向け右翼の援護へと向かった。
そして、それと入れ違いになるように目の前の敵軍の中から君の知る人物、
一人の美麗な剣士が現れる。それは七将王の一人“四季の華”ブルーメ。

アスタロト:「ブルーメ…!」

GM(ブルーメ):「…久しぶりですね、アスタロト。レクトルと逃げたあの夜以来ですか。
まさか貴方と再び対峙するとは…少し因縁めいていますね」

アスタロト:「…今日この場所こそを、その因縁を断ち切る場所にしてみせます。
私はもう――逃げません」

GM(ブルーメ):「…いいでしょう。僕もあの時、決着をつけたいと思っていました。
分かっていますが、もうレクトルはいません。あの時のように、貴方を助ける者は誰もいませんよ」
そう宣告し、彼は君へ対し剣を構える。
「アスタロト。貴方を討ちます」

アスタロト:「守ってもらわずとも、助けてもらわずとも、もうあなたには負けません」
銃を構え、鋭い視線でブルーメを見据える。

そして、両者の因縁は今ここに決着を果たされる。

◆    ◆    ◆

GM:一方――神殿中央通路を護るライラもまた因縁の敵と対峙する事となっていた。
「よぉー、早速会えて嬉しいでー、マシーナリーライラ」
中央通路の配置についた君はそう虚空から一言の出迎えを受ける。
見ると目の前の通路から現れる一人の男。
それは真紅の服を着た機関メンバー・オグドアスの一人。
だがなによりもその者が顔にもつ十字の傷は忘れもしない、君が付けた傷。
「久しぶりやな、ワイの事、覚えとるか?」

ライラ:「ええと。どなたでしたっけ?」 
しれっと言ってみませう。

クフィル:(アルタイル「なんでやねん!?」)

GM(アルタイル):「なんやー、相変わらず冷めたいやっちゃなー。もう少し反応してもええやんけー」

ライラ:(普通に覚えてたら面白くないじゃないですか)
「あいにく、そう言う風には出来ておりませんので。何の御用ですか?」

GM(アルタイル):「まぁ、ええわ。こうしてワイがここに来た以上やる事は一つや。
お前の先にいる欠片の継承者およびそれに関わる者達の抹殺や。
せやけど、それはお前がさせないってパターンやろ?
なら、ワイがここでする事は200年前と同じや」
むしろそっちが本命と言わんばかりに彼はうきうきしながら拳の骨を鳴らし始める。

ライラ:「いつまでたっても成長しませんね、貴方達は」嘆息。

GM(アルタイル):「そらワイらは生まれた時から完成された種族やからなー
成長なんてするわけないやないか」
言いながら彼は軽い準備運動を終え「さて、と。ワイの準備はいつでもいいが、お前はどうや?」

ライラ:「まぁもっとも、その点に関しては私も人のことは言えませんが」
とぼやくように言いつつ
【text:Weapon Control System shift to combat mode】
瞳にテキストメッセージを瞬かせ
「お相手しましょう。何分人の家ですから、周囲をあまり壊さないように。
可及的速やかに自滅していただければ嬉しいんですがね?」

GM(アルタイル):「自滅って……ははっ!それはありえへんがな!」
痛快に笑った後、アルタイルは構える。
それは200年前と同じ、初めて君を追い込んだ男の構え。

今、200年前の死闘がここに再現される――。

◆    ◆    ◆

GM(ユリウス):『クフィル。聞こえるか』
一方、クフィルの通信機器に入るのはユリウスの声。

クフィル:「おー、聞こえてるぞー」

GM(ユリウス):『どうやらミュラーはお前の側に付いたようだな』
すでにそうなる展開を予測してか、ユリウスは確認を取る。

クフィル:「あら嫌だ。この子ってば盗み聞きかしら!やーらしー」
冗談めかして答えよう(笑)

GM:君のその台詞には華麗にスルーを決めユリウスは続ける。
『ならば、お前はそのままそこの守りについていろ。すぐにそこに新手が来るだろう』
言ってそのまま君との通信をぶつりと切る。

クフィル:「あんの馬鹿野郎…これじゃ連絡出来ねぇだろうが…。
ま、アイツは心配ないだろうし…っと」

GM:――そう君が愚痴った瞬間だった。

『ふむ。貴殿が噂のクフィル。欠片の継承者か』

GM:それは闇から響く獣のような声。
振り返るとそこには目を疑う存在がいた。

クフィル:「あー…?」

GM:それは獅子。百獣の王にして獣達の王者。
その強大な獅子が君の目の前にいた。

クフィル:レグルス…?>PL発言

GM:だが、その獅子の体毛はまるで焔のように揺らめき燃えていた。

クフィル:「……(ポカーン)……ど、どちらさん…?」

GM(レグルス):『名乗って置こう。我はオグドアス7“紅蓮獅子”のレグルスだ』
そう獅子は人の言葉を介した。

クフィル:「っと、そいつぁご丁寧にありがとよ」

ライラ:(なんだろう、持って帰って撫でくり回したい訳だが)

GM(レグルス):『ふむ。どうやら貴殿達はデミウルゴスが人の形態しか取らないと思っていたようだな。
良い機会だ、教えておこう。デミウルゴスとは素体となった生物が器のベースとなる。
つまり星触の洗礼に耐え切った生物であれば、たとえ動物であろうとも我のようにデミウルゴスとなれる。
とは言え、我のような獣のデミウルゴスが珍しいのもまた事実であろうがな』
と彼はその外見に反して非常に紳士な物腰で説明してくれた。

クフィル:「成程な。アンタ凄ぇんだなぁ…」
敵ながら素直に感心する。

GM(レグルス):『それは光栄だな。ありがたく受け取って置こう』
そう言ってレグルスは獅子の鳴き声を鳴らしながら、闘気を解き放ち始める。
『さて、では欠片の継承者であるクフィルよ。貴殿の命、ここで奪わせてもらおう』

クフィル:「んー…。やっぱ戦わなくちゃいけねぇのか」

GM(レグルス):『当然よ。それが我らの宿命であるが故にな』

クフィル:「ならば言の葉遊びはこれにて仕舞いとしようか。残る言葉はこの刃と牙を持って成そう。
誇り高き獅子、『レグルス』に最大の敬意と賞賛を」

GM(レグルス):『よかろう。貴殿のような武人と戦えるのは我とて光栄なこと。
語るは刃と牙にて十分、では――』

『往くぞ!!』

「征くぜ!!」

両者の咆哮と共に今、ファルナス神殿の三箇所にてかつてない激戦の幕が上がる。


◆バトルシーン 〜死闘の果てに〜
GM:まずはレグルスVSクフィルのターンから!
レグルスは掛け声と同時にその身から紅蓮の炎を噴き出す。
やがてそれはクフィルのいる空間全てを包みこみ辺り一面を業火の海に変える。
『先に伝えて置こう、クフィルよ。これが我が星宝。
決して消える事の無い我が意思の焔【紅蓮獅子(オリフラム・レオ)】だ』

星宝:【紅蓮獅子(オリフラム・レオ)】 形態:現象型 ランク:A
タイミング:宣言 対象:任意 射程:50m
決して消える事の無い永劫の業火。
射程内の任意の対象に対し即座に[絶対命中]の[1D10](ジャッジとして扱わない)の実ダメージを与える。
紅蓮の獅子が放つ永劫の焔は空間を焼き対象となった者の骨の一片まで全て焼き尽くすまで
決して消える事はなく、その焔は時間が経つにつれ増大しやがてはその地一帯を焦土と化す。
この星宝はターン終了時に[絶対命中]の[1D10+現在のターン](ジャッジとして扱わない)の
実ダメージを与え続ける。
発動者本人を倒すか、発動者の意志により発動を停止させない限り、この効果は永遠に持続する。

クフィル:実ダメはきっちぃな(笑)

GM:と言うわけで発動した瞬間にクフィルさんに4点の実ダメです!
セットアップまたは行動値をどうぞ!

ライラ:どうして実ダメージのカバーリング手段を得た途端に分散戦闘なんだろう(´・ω・`)

GM(ユリウス):(「…運が悪かったと割り切るんだ。ここが終われば個別戦闘はないさ」)

クフィル:「温いぜレグルス。俺の魂は今こんな焔よりも熱く燃えてるんだッ!!!」
7、8で行動知は38だ!

GM(レグルス):『ふむ。その意気込みは良し。だが我が焔は時が経てば経つほど、その威力を増すぞ』
こちらは43!ではレグルスから。彼はその牙を使い、君へ襲い掛かる!

<獅子王牙> タイミング:メジャー 対象:単体 射程:至近 消費精神:−
この攻撃が命中した際、攻撃側は攻撃ジャッジを行なわず防御側も防御ジャッジを行なわず
それぞれ素の攻撃値、素の防御値によるダメージ計算を行なう。

GM:命中44!

クフィル:7.8で15!合計44!
「…ッラァッ!!!」
百獣の王の力に真っ向から膂力で勝負を挑む!回避!!

GM:なんと!(笑)
『――む、出来るなッ』

クフィル:反撃行くぜぇッ!!!!
10と5.振り足して2!FP一点貰って命中は43!あったれー!

GM:おお、こちらも回避でクリティカルして合計43で同じくギリ回避(笑)

クフィル:うは(笑)

ライラ:ひどい異能者バトル(笑)

アスタロト:1ターン目から避けまくり(笑)

GM(レグルス):『――出来るな、久しぶりに手ごたえのある敵よ』

クフィル:確実に捕らえた。そう思った一撃が空を切る。
「…やんじゃねぇかよ」
先程の一撃が掠めていたのか頬を血が伝う。

GM:互いに初撃は避けれられたものの戦闘はまだこれから互いに構えを取る。
その瞬間、レグルスの放っていた星宝がさらにその焔を増す。

だが、その焔に触れる瞬間、クフィルの中で異変が起こる。

それは鼓動。脈打つ、力の脈動。

GM(レグルス):『―――むッ』

クフィルは感じる。自分の中に眠る欠片の力を。
そして、その欠片に乗っていたファルナスの想いを。

クフィル:『ドクンッ…ドクンッ…!』
鼓動は勢いを増し、力が漲る。それは想い。人の――意思!

それは温かく全てを包むような抱擁。
そう、王とは全ての臣民を包み込む優しさと魂の器を持つ者。

そして聞こえる、君と同じ包み込む魂を持っていた男の声を――。


『君でなら――私が行けなかった高みへ行けるさ、フィル』


そんな彼…ファルナスの声を聞こえた。

そして――解放される、君の中に眠る“欠片”。

クフィル:おぉおおぉおぉおおぉおお!!!!!!(PL大興奮)

GM(レグルス):『まさか…貴殿が…所有していたのはファルナスの欠片?!
【漆黒の呪印(ベリル=ベリア)】!それを、扱えるというのか?!!』
感情の無いはずのデミウルゴス、レグルスが初めて焦りの声を出す。

クフィル:「違うね!俺が受け継いだのはファルナスの…人間の意志の力だッ!!!!」


そして漆黒の抱擁が目覚める。


星宝:【漆黒の呪印(ベリル=ベリア)】 形態:特殊型 ランク:測定不能
タイミング:宣言 対象:??? 射程:???
この星宝を発動させる際、使用者はFPを2点消費する事。
形無き星宝。全ての色を飲み込み、全ての色を受け入れ染め上げる漆黒のように
この星宝はあらゆる星宝を受け入れる能力を持つ。
対峙している対象が星宝を発動させ、貴方がこの【漆黒の呪印】を発動状態の時
貴方は対象が持つ星宝を取得する事が出来る。
対象の星宝の取得D以上の数値を[2D10](ジャッジとして扱いません)によって出した際、
貴方は対象の星宝を覚える。
この時、対象の星宝の形態により取得方法が異なる。

形態:武装型(この星宝形態の取得方法は貴方の攻撃が対象に命中した際、攻撃判定を放棄して
FP1点を支払う事で取得D判定を行なえる)
形態:現象型(この星宝形態の取得方法は攻撃を受けた際、FP1点を支払う事で取得D判定を行なえる)
形態:領域型(この星宝形態の取得方法はこの星宝が発動状態の際、貴方の行動順の時、
行動を放棄しFP1点を支払う事で取得D判定を行なえる)
形態:特殊型(この星宝形態の取得方法は星宝毎に異なり特殊な指示が明記される)


覚えた星宝へと変化させる場合は即座に必要変化FPを支払う事で瞬時にその星宝へと変化する。
別の星宝になりたい際もその星宝の必要変化FPを支払う事。この星宝に覚える星宝数の限度はない。

ライラ:(ポカーン)

クフィル:マジかよ(笑)使いどころが難しいが強いぜこれは!(笑)

GM:ちなみに

星宝:【黄昏の愚者(トワイライト・フールズ)】 形態:領域型 ランク:A 取得D:自動取得 必要変化FP:2
タイミング:宣言 対象:射程内の敵全て 射程:自身を中心に100m
因果律が逆転する黄昏の世界。この領域内では成功は失敗となり、失敗は成功へと変化する。
貴方に対する敵の命中判定が“成功した際”それは“失敗に変化する”
また逆に命中判定が“失敗した際”それは“成功に変化する”
そして貴方からの攻撃を敵が“回避した際”それは“命中へと変化し”
貴方からの攻撃が“命中した際”それは“回避へと変化する”
ただし[絶対命中]のルールに関しては通常通りの絶対命中のまま適応される。

GM:クフィルはすでにこれを取得しています。

星宝:【紅蓮獅子(オリフラム・レオ)】 形態:現象型 ランク:A 取得D:12以上 必要変化FP:1
タイミング:宣言 対象:任意 射程:50m
決して消える事の無い永劫の業火。
射程内の任意の対象に対し即座に[絶対命中]の[1D10](ジャッジとして扱わない)の実ダメージを与える。
紅蓮の獅子が放つ永劫の焔は空間を焼き対象となった者の骨の一片まで全て焼き尽くすまで
決して消える事はなく、その焔は時間が経つにつれ増大しやがてはその地一帯を焦土と化す。
この星宝はターン終了時に[絶対命中]の[1D10+現在のターン](ジャッジとして扱わない)の
実ダメージを与え続ける。
発動者本人を倒すか、発動者の意志により発動を停止させない限り、この効果は永遠に持続する。

GM:対峙している相手の星宝データはこちら。
ではターン最後、【紅蓮獅子(オリフラム・レオ)】のダメージ行きます!14点の実ダメです!

クフィル:「悪いな、レグルス」

「この勝負は俺の勝ちだ」

GM(レグルス):『フッ、急いては事を仕損じるぞ、クフィル』
あくまで最初と対峙した時のようにレグルスは君にそう対応する。

◆    ◆    ◆

ライラ:(たいへんなことに なった)

GM:ではお次はアスタロトVSブルーメに移ります〜。
君と対峙し、剣を向けたブルーメは戦闘開始と同時にそれを宣言する。

「《純華貴公子(セイバーモード)》」

GM:その宣言と同時に彼の周りに舞い散るは四季の花々。
美しさの中に圧倒的力を秘めブルーメは君と対峙する。

アスタロト:行動値は5,2で33です…っていきなりセイバーなの?!

GM(ブルーメ):(「僕は手加減なんかしませんよ」つーん)こちらは35です。
ではブルーメからですね。

ライラ:(それでもアスタロトなら何とかしてくれる)

クフィル:(正直アスタロトは負ける気がしない)

アスタロト:(ぶるぶるぶるぶる(高速首振り)

GM(ブルーメ):「報告は受けていますよ、アスタロト。貴方がフィーを倒したことは。
ですが僕の剣の腕はフィーやガゼルを凌いでいます!」
言ってブルーメが放った剣は秋風と共に乗る美しき花々の剣!

<秋の華“逢魔秋風”> タイミング:メジャー 対象:単体 射程:至近 消費精神:10
この特技により攻撃が命中した際、命中値での差分値分の値を攻撃値に加算して攻撃判定を行なう。

GM:命中は38です!

アスタロト:回避は10,3、振り足して1でFP1点貰います。合計は38!

GM:回避した!(笑)了解です。

ライラ:(これ絶対、少女マンガみたいにキラッキラになんか飛んで
背後に花ワッサーって生えてるよ!)

クフィル:今日の戦闘は最初からクライマックスだな(笑)

GM(ブルーメ):「ッ、なに!」
捉えたと思った剣を避けられ焦りの表情を浮かべるブルーメ。

アスタロト:「あなたの剣は喰らわないっ!」
今度はこっちから攻撃いきます!

GM:了解です!どうぞー!

クフィル:(殿下「ゼロ距離から銃弾を叩き込むんだ(笑)」)

ライラ:(アスト「そのキレイな顔をフッ飛ばしてやる!」展開をwktkしながら待望中)

アスタロト:ダイス目6,2で、クイックドロウで+4します。命中46です!

GM:高い!それは……無理!あたりました!

アスタロト:攻撃値にもクイックドロウの効果ありますか?

GM:もちろんあります!

アスタロト:ではダイス目5,3で合計56です!
ブルーメの周囲に咲き乱れた色とりどりの花ごと銃弾で吹き飛ばす。

GM:確実にアスタロトが強くなっている(笑)
「――ぐッ!」 君の放った銃弾を受け、後ろに下がるブルーメ。

ライラ:(「圧倒されてるだろ?それ、セイバーモード入ってないんだぜ。嘘みたいだよな?
と某野球漫画の主人公なら言う展開)

クフィル:間違いない、今このPTで最強はアスタロト。

GM(ブルーメ):「…馬鹿な、帝都を離れまだ一月も経っていないはず…。
何故、これだけの短期間にこれほど急激に腕を上げられたんだ…!アスタロト!」
それは焦りの表情。ブルーメは自身の目測と目の前の少女の力量の差に焦りを抱いていた。

アスタロト:「私には大切な仲間が出来たんです。
その人たちを守るためなら、私はいくらだって強くなれる!」

GM(ブルーメ):「………仲間、ですか」
君の答えを聞き、静かにブルーメは再び戦いの構えを取る。

アスタロト:この正門は絶対に守りきってみせる。
決意を新たにし、目を凛と輝かせ、アスタロトはブルーメの前に立ちはだかった。

ライラ:主人公がどっちかわからなくなった。

◆    ◆    ◆

GM:ではでは、最後にライラたんVSエセ関西弁野朗。

クフィル:GM(笑)

ライラ:うっしゃー。フルモッコにされてやらう。

GM:エセ関西弁野朗は行動値47です。

アスタロト:せめて名前で呼んであげて(笑)

ライラ:言っておくが、わしの行動値は24しかないぞ。素で14やねん。

GM(アルタイル):「ほな、ワイからやなー」
と言って構えるアルタイルではあったが、彼は一つの疑問を君に問う。
「ライラ、お前の今のマスターはどうないしたんや?一緒におらへんのか」

ライラ:「ええ、故有って別行動をとっています。それが何か?」

GM(アルタイル):「…いやなにー、お前の真価は主と共に戦い
主を護るために発動するマスターシステムやったなーと思って。
マスターが傍にいないのにお前は自分の真価をちゃんと出せるんかー?」

ライラ:「貴方がた程度、マスターの手を煩わせるまでもないというだけの話ですよ」

GM(アルタイル):「…ま、ええわ。ならこっちも“それなりの力”でやらせてもらうわ」
エセ関西野朗の攻撃!命中62ですぅ。

クフィル:たっか!(笑)

アスタロト:たかい(笑)

ライラ:なんぞおまえ

GM:そう、びびるほど高い(笑)
なんなのこの関西野朗の命中値ってくらい(笑)

ライラ:一応言っておくが……私の回避基本値は18だ。

GM(アルタイル):「ほな、ワイの攻撃ほぼ当たり決定やなー。
まあフォーチューンチャンスと思うしかないな」

クフィル:コイツ(笑)メタな事を(笑)

ライラ:10,9の振り直し3で40とは言ったがかわせるかこのヴォケッ!

GM(アルタイル):「初撃や。技は何も乗せへん。ただの拳でいくで」
そして彼の言うただの拳。その攻撃値は74

ライラ:拳ってレベルじゃねーぞおま!

アスタロト:こいつ化けモンだ!

GM(アルタイル):(「ワイの拳はコンクリートを軽く砕くでー」)
その時、他のPL達は思った。

「ああ、自分の相手がこのエセ関西野朗でなくて良かった」 と。

ライラ:うーん、ならこっちも素で頑張るか。。。

GM:まじかよ?!(笑)

ライラ:6,9で70点止めて被ダメ四点。
【CAUTION:Atack hitted! Minor damaged】
エラーメッセージを点灯させつつ、防御。

GM:かった!!(笑)わかってはいたが、普通にかてぇ(笑)

ライラ:防御力しか無いからな!

GM:対ライラ用の攻撃力を持ったアルタイルの攻撃が(笑)
「なんや、マスターが傍にいなくてもやるやんけ、ライラ」
と褒めるように言う。ではライラたんです(笑)

ライラ:「言ったではないですか、あなた程度、マスターの手を煩わせるほどではないと」
と返答しつつ、様子見に素手で殴りかかってみます。

GM:素手同士の戦い(笑)

ライラ:だってMP24点しかないんだもん(´・ω・`)

アスタロト:きっとエセ関西弁野朗の強さには何か秘密があるはず…!
防御系のパラメーターが低いとか…。

ライラ:そして言っておくが、わしの命中値は素で20しかない!
10,8が出たので振り足し3。41です。またFPでねーよウアァァァン!

GM:当たりました(笑)

ライラ:素の攻撃力は15しかないぞ!27点ほど、かるーく殴る。

GM:ぱしん、と君が放った拳を受け止めるアルタイル。
「様子見かライラ。盾のアタックは温存か?」

ライラ:急いでひっこめよう。手が傷む。
「ええ、あなたが本気ではなかったものですから……。
なす術もなく叩き潰してしまうのも、礼を失するかと思いまして」

GM(アルタイル):「ははっ、相変わらず言うなー。ほな次からはワイも手の内を見せてやるわ」
言ってアルタイルは構える。それは先ほどまでと異なり闘志を込めた構え。

そして、両者の戦いはここより真に開始される――。

◆    ◆    ◆

GM:ではクフィルVSレグルスの続きいきます!
それと言い忘れましたがクフィルはこの戦闘で漆黒の呪印が覚醒しましたので
取り込んだ黄昏の愚者の発動や相手の星宝の取得など可能です。

クフィル:おぉ!それは素直に嬉しい(笑)
取得挑戦するしかねぇな!(笑)

GM:ではセットアップ&行動値!レグルスは行動値38です!

クフィル:行動判定前に〈緋翼の紋章〉を使用します!
行動値は8、5、7で43や!FPも一点貰うで!

ライラ:(なぜ関西弁)

GM:了解です。ではそちらからです。

クフィル:「レグルス、アンタは何で戦ってるんだ?」
目の前の誇り高き獣へと問う。

GM(レグルス):『我は我が神の為に戦っている。イシュタル様がいなければ今の私はない。
私はただの獣として朽ち果てこのような己の意志を持たずただ本能の身しか持たぬ獣として
生涯を終えていただろう。
故に我は我という魂を与えてくれた神の為に我が全てを賭す。それで十分のはずであろう』

クフィル:「応ッ!!」
その言葉を聞き、歯を剥き猛禽の如き笑みを浮かべる。
マイナーでヒルポをグビグビ。出目がー1、5orz
「雄オオォオオォオォオオオォオオオッ!!!」
気を取り直して雄叫びを上げ全力で攻撃だー!!
命中は3、10振り足して2。41!若干低いか!?

GM(レグルス):『勇ましいな。よかろう、来るがいい』
それは当たる!

クフィル:「食らっとけッ!!!!」
ダメージロールに〈ソードダンス〉と〈魔力剣〉乗せる!
ダメージダイスは出目がいいね。7、8、4だ。
合計61発。そこに集気法で+5!

GM(レグルス):『ふむ、魔力を乗せたか。悪くはないが、それで決定打になるとは思わぬことだ』
その渾身の一撃はレグルスの体に僅かに傷をつける程度。
それはかろうじてダメージと呼べる程度のものであった。

クフィル:げぇ!?これで僅かなダメージかよ!?

ライラ:げぇっ!レグルス!

GM(レグルス):『素質は良いが…切り札を温存した状態で我に勝てるほど、甘くはないぞ』
それを体現するようにレグルスの周りで燃えていた業火が更なる焔を上げる!
『クフィルよ、ベガから聞いておらぬのか?
我らオグドアスbヘその番号がオグドアスbノおける強さの序列にあたる。
即ち我はオグドアスbフなかで第七位の実力者。先日お前が倒したベガ、
12と同じ戦い方では勝てぬぞ』

<紅蓮浄土> タイミング:メジャー 対象:任意 射程:視界 消費精神:−
対象に[絶対命中]の[3D10](ジャッジとして扱いません)の実ダメージを与える。
更にこの攻撃を受けた対象が自分の行動順で何らかの行動を起こすたび
[1D10](ジャッジとして扱いません)の実ダメージを行動終了後に常に受ける。
この効果は戦闘終了まで持続する。

クフィル:これは非常にまずい(笑)

GM:実ダメの23点をクフィルに!これぞレグルスの真骨頂、実ダメ地獄(笑)

アスタロト:レグルス強い(笑)

ライラ:これはひどい(笑)

クフィル:げ、これはターンの最後のダメージで落ちる(笑)

GM:ではターンラストの【紅蓮獅子(オリフラム・レオ)】のダメージいきます(笑)13点です。

クフィル:げぇ(笑)…いや、ここは自分の運にかけるか…な(笑)
残りHPは8で、食らうと死ぬ。なのでまず【漆黒の呪印(ベリル=ベリア)】を起動する。

GM:おお、なるほど!了解です。

クフィル:ここが勝負所。オリフラムレオ取得ダイス行くぜ―――おっし!!!
10、5でFP1点ゲット!!!!!

GM:おお!すげぇ!(笑)FPもか!(笑)

クフィル:で、《完全なる盾》を使用する!

GM:なるほど!うまい!
『――?!馬鹿、な!我が焔が…吸収されていく、だと?!!』
自らの星宝の焔が君の体に刻まれるように消えていく、その様にレグルスは瞠目する。

クフィル:「これが…【漆黒の呪印(ベリル=ベリア)】の…力か」
身を焼く業炎は焔を象った刻印として刻まれる。だが、勝負はここからだ!

ライラ:(これほどガチな生きるか死ぬかの戦いを僕は他に知らない)

 
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