第十五章「イシュタル(上)」
◆クライマックスバトル 〜神(イシュタル)〜
ただ一面の星空。
その星空を天に最後の戦いが幕を上げる。
ルナの星宝発動。それが意味する本当の目的をこの中で知っているものは誰もいなかった。


GM:では――VS神・イシュタル!
同時にルナさんへこちらの星宝能力が解除されます!

【最終同調(シンクロ・フィナーレ)】 形態:特殊型 ランク:測定不能EX
タイミング:宣言 対象:自身とアケルナル 射程:無限
ルナが持つ星宝の同調が最終段階に到達した時にのみ発動する最終能力。
貴方は即座に星宝使用時のルナのキャラクターシートを使用する。
更に貴方はエスペランサーセイバーに存在する全てのクラス特技・特殊特技を取得し使用できる。
(神言術も全属性の術を全て5レベルで使用できる)
更にセイバーモードとなった際、貴方は全てのクラスの秘奥義を一回ずつ使用できる。
(《神威絶叡禍》も使用可能とする)

ルナ:ちょっ!TRPGでPLに用意された全データが
使用できるとか聞いた覚えがない…正直ビビってるんですが!

GM:更にこの戦闘中に限り、ルナは以下の戦闘能力値を使用してくださいませ。

命中値:215
回避値:214
攻撃値:313
防御値:123
神言値:200
海鳴値:200
抵抗値:207
行動値:222
生命力:233
精神力:167

ミシュラ:クラス能力値が完璧おまけ化してますね(笑)
そして装備しているゴッドスレイヤーのチートっぷり(笑)
(この時のルナが装備していた神殺しの剣の攻撃力が実に200近くあった)

GM:ぶっちゃけこれくらいないと刃が通らない恐怖(笑)

ルナ:数字がもれなく3ケタなんですが。

GM:ではセットアップ&行動値を改めまして。イシュタルの行動値343。

ミシュラ:セットアップでキリングジョーク!よかったー(笑)
やることあるよ!ちょっぴり役立てるよ!(笑)

ルナ:え〜っと、最初っからとばすか!
剣霊降臨(10)、弱点看破(5)の2つ行います。

GM(イシュタル):「そうだ。一つ君達へ教えておこう」
彼は微笑みを浮かべ宣告する。
「私は今までこの星以外でもあらゆる星を喰らい続けた。
そして吸い上げた際にはその星で生まれた星宝の回収も行なっていた」
 
「故、告げておこう。私が持つ星宝の数は――88だ」
 
GM:彼はそう告げ一つ目の星宝をその手に生み出す。
それは剣。星を象徴するかのごとき美しき神剣。何人も踏み込めない神域の剣。
「これはかつて私がこの星で手にするはずだったこの世界を象徴する星宝であったが
あいにくとオリジナルは198年前に砕けて、こうしてレプリカを投影する事しかできない。
だがまあ、それでもこの星で生まれた最強の星宝の力は変わらない」
 
星宝:【星の宙(エル・ディアス・レプリカ)】 形態:特殊型 ランク:S
タイミング:宣言 対象:− 射程:−
本来はこの星を象徴する大いなる星宝の原点であるが
本来の【星の宙】は198年前に砕かれ、現在は星王の手によりレプリカとして投影されている。
この劣化型の【星の宙(エル・ディアス・レプリカ)】が発動すると同時に
この星宝はイシュタルが指定するこの星で生まれたあらゆる星宝へと変化する。
だがレプリカ故、その力はターン終了時と共に消滅する。

ルナ:ちょっ。

GM:イシュタルの手にある【星の宙】が姿を変える。その姿は――
 
星宝:【黄昏の愚者(トワイライト・フールズ)】 形態:領域型 ランク:A
タイミング:宣言 対象:射程内の敵全て 射程:自身を中心に100m
因果律が逆転する黄昏の世界。
この領域内では成功は失敗となり、失敗は成功へと変化する。
PC達がイシュタルへ行なう命中判定が“成功した際”それは“失敗に変化する”
また逆に命中判定が“失敗した際”それは“成功に変化する”
そしてイシュタルからの攻撃を“回避した際”それは“命中へと変化し”
イシュタルからの攻撃が“命中した際”それは“回避へと変化する”
ただし[絶対命中]のルールに関しては通常通りの絶対命中のまま適応される。

GM:【黄昏の愚者(トワイライト・フールズ)】因果の逆転。
「そこのミシュラと私とでは力の差が離れすぎている。
これは私からのプレゼントだ。どうだ?これでなら君の攻撃もあたるだろう」
彼は愉しむためにこの星宝を選択した。それがはっきりと伝わる。

ミシュラ:「ありがとねっ!これが神サマの言う傲慢って奴かな?」
敵として認識されていない。そういう事だろう。ならばここで一滴でも血を流させて見せる。

ルナ:あーじゃあアレだ。セットアップ追加していいですか。

GM:追加どうぞ。

ルナ:<五神招来>と<白虎の祝福>んで<瞬天の舞>

GM:了解。

ミシュラ:秘奥義使っちゃったんだよなぁ…セイバーは残ってるけど…。
メリやんちょっとは手加減してほしかった(ぶつぶつ)

GM:彼も本気だったから(笑)

ルナ:あ、FPはどうなるんです?

GM:FPはさっきまでのをそのまま継続です。

ミシュラ:0…(ゴクリ
連続攻撃でFP全部使い切っちゃったのでもう無理ぷーですw

ルナ:こっちは使うとしたら完全なる盾かエクセリオンか…盾温存で。

ミシュラ:ですね!

GM:完全なる盾重要、マジ重要。死を防げるメリットはつよい。

ミシュラ:きっと「絶対命中。あいては死ぬ。スイーツ(笑)」とかいうのがラストきます(笑)

ルナ:行動値は234と、5・5・10でフォーチュンした249。

GM(イシュタル):「ほお、なかなか面白い。それがお前の星宝か、悪くはない。
さすがはアケルナルが目をかけただけはある。これは少しは愉しめそうだな」
では神・イシュタルから。

ミシュラ:一応6・8・4の18で77を宣言。超遅い(笑)
アクセラ発動でラストの行動はできますけど微妙すぎる。

GM(イシュタル):「それでは私が今まで喰らってきた星の星宝を君達へ見せるとしようか」
言って彼はルナへ攻撃!<居合い>を使用して絶対命中!そして星宝発動!
 
星宝:【終末を告げる不死鳥(エンドオブフェニックス)】 形態:現象型 ランク:A
タイミング:メジャー 対象:任意 射程:視界
この攻撃により与えられるダメージは防御不可能の実ダメージとなる。

GM:攻撃520点の防御不可能攻撃。神の不死鳥がルナを襲う。

ルナ:うわぁ(笑)

GM:「これは私の下級星宝だ」バ○ン様的な口調で。

ルナ:しかしこれは……受けたら死ぬね。ちょっと待ってください……なんかあったはず。

GM:防げる方法いくつかありますので是非、色々探してみてください(笑)

ルナ:あった。受けます。これ使う。

<不屈不倒> タイミング:本文 対象:自身 射程:− 消費精神:12 取得レベル:4
貴方の生命力が0以下となった時に発動可能。即座に生命力を3D10分回復させ復活する
(ジャッジとして扱いません)。一シナリオ一回使用。

GM:それか、意外なスキルの選択を(笑)

ミシュラ:まって!(笑)HP3D10しか残さないの?もっとあるはずだよ!探そう!(笑)

ルナ:お!?

GM:思った(笑)

ミシュラ:それ使うくらいなら行動放棄でにゃんこが即死の方がマシ(笑)

GM:即死(笑)たしかに灰も残らんな(笑)

ルナ:あった
 
<明鏡止水> タイミング:回避判定後 対象:自身 射程:− 消費精神:10 取得レベル:4
回避判定に失敗した時に使用可能。貴方はその攻撃を絶対回避として避ける事。
一シナリオ一回使用。
 
ルナ:絶対回避します。

GM:了解、妥当だね(笑) 
神が放った不死鳥は紙一重でルナに回避され、その姿は星の彼方へと消える。

ミシュラ:妥当なところに落ち着いた(笑)

ルナ:妥当妥当

GM:ではこれでイシュタルは行動を終了して、ルナへ。

ルナ:マイナーで

≪青龍の逆鱗≫ タイミング:マイナー 対象:自身 消費精神:本文 発動条件:<五神招来>使用時
<五神招来>中にのみ、この術は発動可能である。
貴方は消費する精神力を宣言する事。その消費させた精神力分、
貴方がこれから行う神言術の命中・攻撃の達成値に加算をする。

ルナ:消費は現在の137全部。

ミシュラ:(ミシュラ「今のこの場面ってもうダ○が竜の紋章開放して
『自分が自分じゃなくなっちゃうかもだからポッ○逃げて^^』って言ってるとこだよねっ!
僕達逃げた方がいいんじゃないかな!」
カストル「え…でも…なんか人間なれないって言われてなんかダルいし…」
ミシュラ「かっちゃん!?」)

GM:ダ○ネタきたー(笑)

ルナ:即座にチャペルの秘奥義《セラフォックフェザー》で生命力を全部回復。
メジャーで奏重言(神言判定+1D10)とオーバースペル(クリティカル値−1)を絡めて

<地滅の破動> タイミング:メジャー 対象:範囲 射程:20m 消費精神:15 自動取得レベル:5
絶対命中 攻撃値[神言値+20]

ルナ:出目が87の、マイナーで+137の、神言術が220で444。

GM:なるほど。まあ、コンボしだいで色々できる可能性もありますので(笑)

ルナ:思いつかないです、うーん……。

ミシュラ:…あ

ルナ:お?

GM:お?ミシュラが何かにきづいた?

ミシュラ:いや、今は無理ですが(笑)
幸運がすっごくブーストされてたから…。
 
<地獄の沙汰も金次第> タイミング:本分 対象:自身 射程:− 消費精神:8 取得レベル:4
攻撃・防御判定の直前にこの特技を使用できる。貴方は持っている所持金を消費することで
達成値を上昇できる。[消費させた金額÷10](切り捨て)分の達成値が
貴方の攻撃(または防御)判定の達成値に追加される。
また消費させた金額はそのまま消滅する
 
ミシュラ:これが大変なことにならないかな〜〜って(笑)

ルナ:金は……増えないでしょう。
確かに初期所持金の欄に5200って表示されてるけど(笑)

GM:金は増えない(笑)
むしろアケルナルとリンクしてどこから金が出てくるだ(笑)

ミシュラ:なんかものすっごく金使って神を倒すとか退廃的だなーと思って(笑)

GM:あ、いや、折角ですからアケルナルさんが貯めたへそくりがあると言う事で(笑)
いいです、そのお金使って(笑)

ルナ:マジで!?

ミシュラ:アケルナルのお金使っていいのか!!(笑)

GM(アケルナル):(「そんなガラクタお前にやるよ、ルナ。私は物欲も金欲はないからな」)

ミシュラ:ためてたのに!ためてたのに!!(笑)

ルナ:ついでにフォーチュンセイバーでミシュラのフォーチュンポイントを満タンに。

ミシュラ:ありがたやー。

GM:ではルナが放った最高神言による攻撃。
それはイシュタルの眼前まで迫り――だが
“ばきぃぃぃぃん!!”
彼の眼前にある壁。それに触れた瞬間音をあげ消えた。

ルナ:うそん。

ミシュラ:どういうことなの…。

GM(イシュタル):「言い忘れていたが神が持つ衣、絶対の鎧。
圧倒的存在が生まれた瞬間より持つ壁はお前達とは次元が異なる」

「私の防御値、抵抗値は――500だ」 

ルナ:ちょっ!

ミシュラ:いみねー!キリングジョーク意味ねー!!(笑)

GM:それは決して人では神には届かない絶対の数値の宣言。
たとえどんなに足掻こうともその壁を、鎧を越える事はできない。
そんな絶望が君達に降り注ぐ。

ルナ:「…それでも、超えなくてはいけないのです」

GM(イシュタル):「いい表情だ。絶望の色というのはやはり、いいな」
圧倒的絶望を突きつけられ…ミシュラたんのターン。

ミシュラ:さっきからピックポケット取ってたら良かったなとか
そういう良くわかんない思考がうずまいてる(笑)

ルナ:いや、まだです。瞬天の効果による追加行動があります。

GM:おお!そうか!

ミシュラ:おお!2回!

ルナ:しかし…全てのリソースを賭けても倒しきれるかどうか……。

ミシュラ:えっと、実ダメ系とかなら!

GM:実ダメは有効。防御関係なくぶち抜けるから(笑)

ルナ:実ダメ系チマチマやっても意味が無い。

GM:まあ、この戦闘にはまだ仕掛けがありますから
しばらく様子を見るのも手の内ではあると言っておきます。

ルナ:なるほど、じゃあ――

<天空の怒り> タイミング:メジャー 対象:自身 射程:− 消費精神:15 取得レベル:5
貴方が行なう攻撃判定に対して対象は防御値(抵抗値)を0として判定をする。
一シナリオ一回使用。

<居合い> タイミング:メジャー(組み合わせ可能) 対象:自身 射程:− 消費精神:6 取得レベル:4
貴方の行なう攻撃の命中判定を絶対命中とする。

GM:なるほど!それか!
「ほお、考えたな…確かにそれならば我が神の鎧に関係なくお前の刃は届くだろう」
彼はあくまでも楽しむ感情で君の行動一つ一つを見る。

ルナ:何が大変って、スキル参照するのも大変だけどMP管理が大変。

ミシュラ:ルナっちは<ヤマトの誓い>で半ば無敵状態なんだし、最低でも10は残すが吉。
あと<鎧砕き>でも防御250にできるよ!

GM:いえす!そのスキルはかなり有効です。

ルナ:<闘気の刃><ソードダンス><死点斬り>も使用。
更に<オーヴァーアタック>と――

<憤激> タイミング:ダメージロール直前 対象:自身 射程:− 消費精神:6 取得レベル:2
貴方が行う攻撃判定に【体力】分の達成値を得る。

<狼牙滅殺>  タイミング:ダメージロール直前 対象:自身 射程:− 消費精神:15 取得レベル:5
貴方は攻撃判定の際、[CL]分のダイスボーナスを得る。
一シナリオ一回使用可能。

《流転転生の太刀》 タイミング:ダメージロール直前 対象:自身 射程:−
貴方の攻撃判定の際、貴方は攻撃力に現在の生命力分の達成値を得る。

ミシュラ:<憤激>効率よすぎる(笑)

GM:おおお、すごい乗せる(笑)いいね!

ルナ:11D10+656で732に成りました。が!

<王なる一撃> タイミング:ダメージロール直後 対象:自身 射程:- 消費精神:12 取得レベル:5
あなたの行なった攻撃判定のダイスを全て振り足しをさせる。
(これはクリティカルとして扱うのではなくただの振り足し)。一シナリオ一回使用。
 
ルナ:というわけで11D10+732で最終ダメージ795ダメです。ゲームが違う!

GM:それはまさにプロパーテルbフデミウルゴスですら受ければ瀕死を免れない神殺しの一撃!

ミシュラ:ああ…200点くらいダメージ期待できそう…。
(<加護の剣>+<崩壊の刃>+<加護による再生>でゴッドスレイヤーが400点になるよ。
やったねルナっち!)

ルナ:あ、それがあった…。

GM:だが、イシュタルはそのルナの渾身の一撃を喰らってなお最初と同じ涼しい表情をしていた。
「ほぉ、いいぞ。これは楽しめそうだ。久しぶりに身体に痛みが走る感覚を味わったよ。ふふっ」

ルナ:うそん。てかコレくらって涼しい顔してんの…?
「ぐぅぅ!」
体の限界はとおに超えている。

GM:神の体力は化け物です。
ではミシュラはキリングで行動終了でアクセラかな?

ミシュラ:アクセラのメジャーでかっちゃんのところに走っていくにゃん

GM:了解にゃん。

ミシュラ:とりあえずこのターンはこれで終了で(笑)
ターンの最後にちょっとづつかっちゃんと話すことにしたいにゃん。

GM(カストル):「…ミシュラ…私……」
彼女は隣にきた君を見上げただ呆然としたように呟く。

ミシュラ:「かっちゃん…」
その悲しい色をした瞳を直視できない。
それほどまでに、イシュタルのした事は痛ましすぎる。

ミシュラ:(ターンの最初にキリングジョーク。ターン中はコンボとかのサポート。
そしてターンラストにかっちゃんとのいちゃつきタイム。完璧すぎる。)

ルナ:(完璧だ…でもどうにかしてミシュラの攻撃が通るようにならないかな……)

ミシュラ:(それなりな時になったらメリやん戦での実ダメ連続攻撃でなんとか頑張ってみます)

GM(カストル):「ミシュラ…もう…私、ここにいる意味、なくなっちゃった…。
人に戻れないなら…もういっそ…あの人に魂を吸われてもいい…」
彼女は呆然と呟く。

ミシュラ:「かっちゃん…そんな事、そんな悲しい事言わないで」
首をぶんぶん横に振り、彼女の肩を抱きとめる。とりあえずこのターンはこれで。

GM:了解。ではターンの最後にポルクスが吼える。
「カストル!人に戻れないからってなんだ!それでお前は全部投げ捨てるのか!」
彼女は鎖を神に向けて放つ。勝てないと知ってなお、通らないと知ってなお。
「ミシュラも攻撃を諦めてそこでそいつと話す暇があったら
無駄でもいいから一矢を報いろ!オレ達はそのために来たんだろう!!」

ミシュラ:(ぐっ…ポルっち超手厳しい。でもまったくその通りだ)

GM:彼女はそう叫びながら鎖を放ち続ける。
無論そんな攻撃など神に通るはずもなく、むしろ鎖が触れた瞬間から
ポルクスの鎖はあっさり砕かれる。それを見てイシュタルは――
「…ほぉ、そこの娘はデミウルゴスにしてはなかなか強い魂を持つな。
ふむ、よかろう、少し趣向を変えるとしよう。そこの娘ポルクスと言ったか、お前に絶望を与えよう」
イシュタルはただ一言呟き、寒気が走る微笑みを浮かべる。

ルナ:「やめなさい! お前の相手は私だろう!」

そして神との激戦、戦いは二ターン目へと移っていく。

GM:ターンを二ターン目へと移します。イシュタルの行動値は313。
このターン、イシュタルの【星の宙】の姿が変わる。それは蠍の武器に。
 
星宝:【蠍の至毒(アンタレス・べラドンナ)】 形態:武装型 ランク:A
タイミング:常時 対象:単体 射程:至近
攻撃終了後にこの星宝による攻撃を行なえる。
この星宝による追加攻撃で1点以上のダメージを受けると即座にFPを1点失う。

ミシュラ:「…!あーくんの星宝…あれには本当何度も大変な目に合わされてきたよ」
行動値は1・1・4の6で67!
ポルクスの怒号を聞き、そっとカストルの肩から手を離す。
「判ってる。判ってるよポルっち。僕達は生きて帰る。決めたんだ。
人に戻れないならばこの身に感情を宿す方法を探すまで。
イシュタル、お前が言ったんだ。感情は自分の体より生まれるものではないと。
だから僕は、かっちゃんと、皆と、心から笑えるように、その『扉』を開いてみせる」

「だから、かっちゃん。僕を信じて」

ミシュラ:最後にカストルの頭をそっと両手で被い、こちらを向かせる。
目と目が合う。この瞳に色を取り戻してみせる。
セットアップでキリングジョーク!

GM(カストル):「…ミシュラ……」
彼女はミシュラの名を呟いた。絶望の色を僅かにぬぐい。

ルナ:剣霊降臨、弱点看破!防御は捨てる。

<背水の構え>  タイミング:セットアップ 対象:自身 射程:− 消費精神:6 
このターン、貴方の全ての防御値を攻撃値へと加算させる。
これにより貴方のこのターンの防御値は0となる。

GM:おおお!熱い!ではまずイシュタルはセットアップの段階で再び88ある星宝の中から
再び一つの星宝を生み出す。イシュタルの手から生まれた一つの漆黒の球体。
だがそれが天へ星空へと向かった瞬間にそれは強大な漆黒の太陽となる。
 
星宝:【漆黒の太陽(ネロ・ソレイユ)】 形態:領域型 ランク:A
タイミング:宣言 対象:射程内の全て 射程:半径500m
この星宝の発動と同時に領域内に漆黒の太陽が現れる。
その太陽に照らされた発動者以外の全て存在は影を失う。
影を失う事により対象は命の半分を奪い取られる。
即座に生命力・精神力の最大値を半分(切り捨て)とする。
この領域内に浮かぶ【漆黒の太陽】を破壊すれば影は再び戻る。
【漆黒の太陽】の生命力は500点の防御力100点とする。
 
GM:漆黒の太陽の創生と同時に君達は影を、命の半分を失う。
「さて、この星宝の中でどれほど戯れるか。せいぜい、私を楽しませてくれ」
と言う事でルナの行動から。

ルナ:なんと…これはウザったい……。
あ、ちょっとまって、こちらを使用します。

<ソニックダンス> タイミング:行動判定後 対象:自身 射程:視界 消費精神:5 取得レベル:3
貴方が指定した対象と同じ行動値を貴方は得られる。一シナリオ二回使用可能。

ルナ:指定するのはイシュタル

GM:了解。では同タイミングですけど、ルナからの行動になります。

ミシュラ:どうしようどうしよう、防御100はミシュラじゃ少ししか通らないぞ

ルナ:マイナーでアルカナポーション飲みます。メジャーで――

《天狼光滅覇》 タイミング:メジャー 対象:自身 射程:−
貴方が対象に与えるダメージは防御不可能の実ダメージとして対象へ与える。

ミシュラ:おおお!

ルナ:あと<古代器:次元裂く鎌>でイシュタルと太陽二人を同時に攻撃します。
それと<憤激>と……あとなんかないかな……。

ミシュラ:<加護の剣>+<崩壊の刃>+<加護による再生>

GM:いいね、うまくいけば一撃で太陽落せる。

ルナ:よし、じゃあそれで。えっと……精神消費は?

ミシュラ:合計でHP2D10、MP10の消費だにゃん。攻撃値には実質+200だにゃん。

ルナ:+200だから憤激で+300になって…うん、太陽倒せる。

GM:さよなら太陽(笑)短い出番だった(笑)

ルナ:いーコンボみっけ。暗器殺撃、指定するのはティマイオス+20です。
え〜と、これで756。こっからダイス。ダイス増加系は……温存しておこう。
出目は5なのでダメ761です。実ダメ。そしてこちらも使用。

<ライフストリーム> タイミング:瞬間 対象:全PC 射程:− 消費精神:− 
全PCの生命力・精神力を4D10分回復させる。一シナリオ一回使用。

ミシュラ:ミシュラ全回復です。

GM:ほお、すばらしい。ではルナの放った太陽すら消し潰す光の斬撃は
一撃で漆黒の太陽を打ち砕き、それにより完全消滅を果たす。
しかし、太陽すら吹き飛ばしたその一撃を受けなお、イシュタルはマントを飛ばす程度であった。

ミシュラ:メリやんならもうボロ雑巾になってる総ダメージ量。

ルナ:「はぁーっ、はぁー、ぐぅっ!」
自分のキャパシティを明らかに超越した攻撃……自分が壊れていくのを感じる。

ミシュラ:「ルナっち…!」
これ程までの連撃。もう彼女の体はとうに限界を超えているだろう。

GM:先の一撃でイシュタルは僅かに後方へ下がるものの彼の身体からは血の一滴も滴り落ちて
いない。ダメージは通っている。なのにまるで“神には痛みとったものがない”ように悠然と立っている。
「ほぉ、素晴らしいな。お前のその戦闘能力まさにアケルナルに匹敵する。実に面白い余興だ」
ではここでイシュタルの行動ですが――彼は掌より“何か”を生み出す。
 
だがその“何か”をミシュラ達は認識できない。

見えないのではない、“認識そのものができない”

そこに何があるのか。確かにそこには強大な、否、魂の根底を覆すほどの“何か”がある。

だが見えない。確認できない。認識できない。
魂が“それ”の認識を拒んでいるから。

GM(イシュタル):「この星宝は星を一つを犠牲にして私が生み出した星宝でな。
最初に説明した『無空間(フェムトー)』。そこへ直接繋がるための擬似空間とでも言うべきか」
言いながら彼は説明する。
「”無”というものを人が認識することはできない。
認識できた時点でそれは“無”ではないからな。故に君達にはこれが何か
理解することもなく消滅するだろう。ではそちらのポルクスへ絶望を与えよう。
君に取って最後の人としての繋がりを消滅させてあげよう」
 
星宝:【虚無の回帰(フェムト・ロズナース)】 形態:現象型 ランク:S
タイミング:メジャー 対象:単体 射程:視界
原初の統合意志空間【無空間(フェムトー)】へと繋がる扉を擬似的に創生する究極位置の星宝。
この現象による攻撃で生命力が0以下となった対象は即座にその存在は【無空間】へと回帰する。
これによりその存在がいたという歴史や事実、それら全てが“無かった事”になり
その者に関わる全ての記憶や痕跡も消滅し全ては虚無へと帰する。
この虚無の法則には例え神であろうとも逆らう事は出来ない。

ミシュラ:あー、あー!! 行動放棄で庇いたいです!

GM(イシュタル):「安心したまえ、
対象はポルクスでは無い。君達だよ。ミシュラ、カストル」
それは存在そのものの全否定。
この世界の全てから“君達がいた”という事実の完全否定。

ミシュラ:瞬間。弾ける様にカストルを庇うべく走り出す。
行動放棄でカストルを庇います。通りますか?

GM:いや、それより速く、誰よりも速くその星宝を
その身に呼び込み受けた人物がいた――ポルクスです。

ルナ:なんだと!?

“ごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉッ!!!!!!!!”

ミシュラ:「馬鹿な!ポルっち!!」

GM:それは“無”そのもの。
認識も何もできない。ただ分かるのは、目の前で消滅していく一人の少女の姿――
「…ちぇ…だっせーな…こんな最後なんてよ……」
彼女は力なく笑う。その存在が静かに消えていこうとしているのに。

ルナ:「くぅ……」
膝を付く。間に合わなかった。

ミシュラ:ミシュラが消えてもいいから庇いたかったな…(´・ω・`)
きっとミシュラもそう思ってるかも。そう思ってるに違いない。

ポルクスの存在が完全に無へと帰するその瞬間、わずかにミシュラの耳に彼女の声が聞こえる――。

“……名前……あぁ…思い出した…ミシュラ。
オレの名前、ロザリーだ…”
 
それは誰の声なのだろうか。
 
ミシュラの中でそんな不思議な声が聞こえた。

“…それと、…そっちのカストル…いや、“人間だった頃のオレの妹”…フィオナを…
そいつのこと…頼んだ……ぜ………”
 
さっきまで誰かがいたはず。共にここまできた誰かがいたはず。
 
それなのに何故だろう。その存在を忘れた。

いや、そんな存在なんかいたのか?

記憶の中で世界の中で彼女は消えた。

ミシュラ:「…、…、…うう…ああああああ!!!」
槍を取り自分の体に刻み付ける。
忘れないように。覚えていられるように。

しかしその行為もまた徒労に終わり、傷を刻もうとすると
同時に泡沫のように彼女の記憶が消えていく。

まるでそんな事が起こりえなかったかのように。
彼女の居た事実そのものが消えていく。

全ては何も無く、何も存在せず、何も残らなかったように。


“じゃら…”


――違う。
 

――こんなことで忘れられるはずが、ない。
 

それはミシュラの足元で響き、一つの鎖。
 
そう、それは紛れも無い“彼女の星宝”

ミシュラ:鎖を手に取り、ぎゅっと握り締める。
皆で帰る筈だったのに。皆で、笑いあえる未来を目指していたのに。
もう、ここには『誰かが居ない』誰か?否

「忘れるもんか…『ポルっち/ロザリー』。絶対に、絶対に」

ミシュラ:両手から血が流れ出るのもかまわず、ただうずくまり鎖を抱きしめる。

GM(カストル):「……う…ッ…ううッ」
君の隣でカストルが、涙を流さないはずのデミウルゴスが涙を流す。
「どうして…忘れられたんだろう…私の想い…この、気持ちを…」

彼女は立つ、そして同時に放たれるのは彼女の星宝。

「ミシュラ!私の力を!私の全て貴方に託すわ――っ!!!」
 
カストルの魂から来る叫びと咆哮。
【豊穣の加護(ヴァナディース)】
カストルの限界を超えた星宝の輝きに包まれミシュラの星宝がその限界を超える!

GM:それはAランクのはずの星宝が究極位置のSランクへと――今、成長を遂げる!

星宝:【超越神速(ヘリオス・ソニック)】 形態:現象型 ランク:S
タイミング:常時 対象:自身 射程:−
カストルの星宝【豊穣の加護(ヴァナディース)】によるミシュラの星宝がSランクへと成長した
最終超速現象型星宝。
限りなく光の速さを得る事により神が持つ速度にすら到達可能となる。
またこの星宝によるスピードが最高度に達したとき、その身は光粒子と化し
あらゆる物体をすり抜け、その身に一切のダメージを受けない超速光粒子体となる。
<疾風迅雷>を<神速迅雷>に、<振動速移動>を<光粒子移動>へと書き替えを行なう。
 
<光粒子移動> タイミング:メジャー 対象:自身 射程:− 消費精神:5
貴方は超越神速の光粒子体そのものとなる。
物理的な肉体を全て光粒子に変え、一切の攻撃を受け付けない状態となる。
この時、貴方の[全力移動]による移動力は[速力×10m]に変更する。
更に貴方はこの時に行った[全力移動]分、次の攻撃の達成値に加算してよい。
この効果は重複する。(つまり<光粒子移動>を二回連続使えば
次の攻撃時には[速力×20]の達成値を得られる)
この状態となった際、貴方はあらゆる攻撃を行えない。次の貴方の行動までこの効果は持続する。
 
<神速迅雷> タイミング:メジャー 対象:自身 射程:− 消費精神:10
貴方は[全力移動]して攻撃を行える。貴方の攻撃は[絶対命中]となり
[全力移動]分の達成値を攻撃値に得る。
この時の[全力移動]を[速力×10m]へと変更して良い。
この時マイナー行動を消費して[移動]した分の達成値も更に加算してよい。一ターン一回使用。

GM:そして託されるポルクスのロザリーの意志、彼女の星宝も今、ミシュラの腕にある。

星宝:【貪り食らう鎖(レーディング)】 形態:武装形 ランク:A
タイミング:常時 対象:− 射程:1000m
“銀王”ポルクスが持っていた武装形の星宝。
この鎖には対象の力や技を封じる特殊な能力が備わる。
この鎖による攻撃を受けた対象の持つ星宝の一つを封じる。

ミシュラ:「がっちーが居てくれたからメリやんに勝てた。
エルっちが剣を残してくれたから生き残れた。
ポルっちが居てくれたからここまで来れて、
今僕はかっちゃんと共に居る!これで負ける筈など万に一つもありはしない…
イシュタル!憎悪しか知らないというお前の体に後悔を刻んでやる!」
怒号と共に涙を振り払い、星宝の力を限界まで発動させる!

 
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