第二十一章「変革の終わり、そして…」
◆ミドルシーン13 〜変革の終わり、そして…〜
夜。クフィル達全員はそうして合流した。
イーグルの死を目の前で見たアスタロトとナナリア。
レイルをロクスに連れ去られたライラ。そしてクフィルとユニ。

現状はすでに変わりつつあった。
 
GM(ナナリア):「…そんな大変な事態になっていたなんて思ってもみなかったよ…」
事態を一通り聞いたナナリアは暗い表情のままそう呟く。

クフィル:「…悪ぃ。俺にもっと力があれば誰も死なさずに済んだかもしれねぇのによ」
 
GM:フィルの手にはイーグルが最後に残したメモ。
そこには黒幕がベテルギウスである可能性が書かれている。
 
GM(ナナリア):「ううん。殿下は悪くないよ。イーグルは自分の思うとおりの道を進んだから
後悔とかしてなかったよ」

クフィル:「俺を慕ってくれる奴を護れなかったのは俺の責任だ。
だからこそ、イーグルの為にも、今出来る事をやろう」

GM(ナナリア):「うん、そうだね。殿下、僕も手伝うよ」
そう笑顔で協力を申し込むナナリア。

クフィル:「無茶はすんじゃねぇぞ」

GM(ナナリア):「分かっているよ。殿下は心配性だなぁ〜」
君達は現状でベテルギウスとロクスが『機関』に関わっている可能性に気づき、その話しを進める。
しかし、一行の中で一人、ユニだけが何かを考えるように手を口に当てている。
「…イーグルさんの死……ベテルギウス……ロクス……」
やがて何かに気づいたように、はっとして表情を浮かべ
「……これって、これって……そうだ、そうだよ!」
といきなり、ユニは大きな声を出して君達を見る。
「間違いないよ!これ!前にもあったよ!皆!少し流れは違うけど!
今日あった事は前にもあったよ!ううん、違う、これは多分繰り返してるんだ!」
と何かに気づいたように大きな声のまま慌てるようにユニはそう言う。

クフィル:「?ユニ、お前何を言って…」

ライラ:おまえはなにをいっているんだ(AA略

GM(ユニ):「よ、よくは分からないけど…なんて言えばいいのかな…。
時が…戻ってるのかな?聞いて皆!今日の出来事は全部すでにした事なんだよ!
イーグルさんの死もベテルギウスが黒幕の事も!」

− ノイズが走る −

GM(ユニ):「多分、これがベテルギウスの機関を統治する者の能力…なんだと、思う」

クフィル:脳裏に浮かぶのは血塗れのイーグルの姿。

− ノイズが走る −

GM(ユニ):「…そして、私達はベテルギウスと対峙して…そこで……私は………」

クフィル:ロクスの星宝の能力【黄昏の愚者(トワイライト・フールズ)】

− ノイズが走る −

GM(ユニ):「皆も何か違和感があったはずだよ。“今日”っていう日に」

クフィル:眼の前でベテルギウスの剣で貫かれ崩れ落ちるユニ。

そして最後の瞬間に聞いた言葉。

「何かを為すならば、己の信ずる道を貫き通す
その道が例え絶望しかなくとも、ただ一つの希望を信じて貫き進む」

「それが――『王道』だ」

− ノイズが消える −

クフィル:パズルのピースが音を立てて填まったような感覚。
「思い、出した」

GM(ユニ):「フィル…思い出したんだね…」
そんな無くしていた記憶を思い出した君の姿を見て、ユニが安堵するように言う。
「そう、私達は一度ベテルギウスを追い詰めたけど
そこで全く歯が立たずにやられちゃったんだよ。今回も何の策も無しに挑めば
多分同じような結果になるかもしれない…」

クフィル:何せ一太刀も浴びせられなかったからね!(笑)

GM(ユニ):「…でも、ベテルギウスの所には多分、レイルさんがいるはず…
見捨てる事はできないよね。フィル」

クフィル:「そこでダチを簡単に見捨てられるような男ならよ。俺は今頃こんな苦労はしてねぇよ?」

GM(ユニ):「あはは、だよねー」
言ってユニは真っ直ぐクフィルを見つめる。
「勝てなくても生き残る術はあるはずだし。今回は上手くいくように頑張ればいいしね。
とりあえずは王座の間に急ごう。レイルさんを早く救出しないとね」

クフィル:これで他の2人が思い出してなかったら僕たちは頭の痛い子ですね

GM:他のお二人も何となく思い出してて構いませんよ(笑)

ライラ:むしろここであえて思い出さない選択肢!

GM:それもあり(笑)

アスタロト:何となく肋骨がうずく

ライラ:じゃあ私も原因不明のノイズが右腕に観測されまくっていることにしよう

痛かった記憶を思い出す人達(笑)

GM(ナナリア):「…よくは分からないけど、僕は一応残って
殿下達に万一の事があった際に脱出ルートの手配とかしておくよ」
とナナリアは君達にそう言う。

クフィル:「おう、くれぐれも無茶はすんじゃねぇぞ」

GM(ナナリア):「僕は面倒なのが嫌いって知ってるでしょう、殿下。
殿下達こそ、無茶は程ほどにね」
言ってナナリアは君達の向かう場所と別方向へと歩き出す。

クフィル:「『無理は苦痛を伴ってするもの無茶は楽しんでするもの』無茶は俺の専売特許だっつーの」

GM(ユニ):「――じゃあ、行こう。フィル」

「っしゃぁ!行くぜ!!」

クフィルのその宣言と共に彼らは再び王座の間へと向かう――。
変革された時の流れに気づき、その未来を変えるため。

だがこの時すでに未来は大きく変わっていた事をこの時点ではまだ誰も気づいていなかった。

◆  ◆  ◆

―――王座の間

その大きな扉の前にクフィル達は来ている。
奥からはまるで人の気配が感じられず、不気味な雰囲気のみが漂っていた。

GM(ユニ):「…フィルもアスタロトもライラも皆、準備はいい?」
最後に確認するようにユニは君達全員に。

ライラ:「問題はありません。いつでも、いけます」
マスターのことは気になるけどね!

アスタロト:「ええ、勿論です」

クフィル:「とっくに覚悟なんざ完了してるさ」

GM(ユニ):「よぉし!じゃあ、行こう〜!」

そうして―――変革された扉は開かれた。

扉を開け、踊りこむは夜の深淵のみが支配する王座の間。
そこへクフィル達が足を踏み入れた瞬間。

彼らは――――そのあり得ない事態に、驚愕した。

“ごろん………”

それは“あるもの”が転がる音。

夜深淵に支配された王座の間で転がるそれを薄明かりが照らす月の光で確認する事が出来た。
そう、それは首。

ライラ:これでマスターの首だったら軽く泣く

血の海に転がる死者の首。

クフィル達はこの首の主に――――驚愕した。

それはヴァーレンハイト王国の歴代唯一国王であり
神の機関『エトワール機関』の統治者・0であり、クフィルの親でもあった存在。

ベテルギウスは―――すでに、殺された後だった。

ライラ:アルェー?

その首は身体より離れ静かに血の海の中で斃れいる。

そして夜の深淵を照らす月の光に映し出されるように――――“そいつ”はいた。

血に塗れた処刑道具、大きな鎌を手に持ち。
まるで感情の無い瞳で躯となったベテルギウスを見下し
王座の間へと入ってきたクフィル達へ気づき顔を上げた存在。

“処刑人”

まさにそういって言い男が。
ミュラー
GM(???):「……ヴァーレンハイトの王子・クフィルか」
男は君を確認し、そう呟く。
「…私は帝国七将王の一人“処刑人”アーグスト=ミュラーだ」
ミュラーと名乗った男は君を確認すると血に塗れた鎌を持ったまま、ゆっくりと近づく。
「まさか、こんなに早く会えるとは……」

クフィル:「…お前…死神か何かかよ」
ベテルギウスの力を思い出しているので呆然としてしまうぞ。

GM(ミュラー):「………」
ミュラーは答えない、ただ静かに君の前まで近づく。だがその瞬間――

GM(???):「殿下!お下がりください!!」
君の後ろからそう聞きなれた声が聞こえ、ミュラーに対し一閃の剣が振るわれる。

クフィル:その声に反応して咄嗟に下がる。

“がきぃぃぃぃぃん!!!”

GM:そう声と共に現れたのはセオドル。君の師でもあり光輝五星の統括者。

クフィル:「…セオドルッ!」

GM(ミュラー):「…星輝騎士王”セオドル=グランコーツ、か」
ミュラーは目の前の男の剣をその大鎌で受け止め静かに呟く。
そしてセオドルの登場と共にこの場に複数の騎士団達が入ってくる。
それを確認したミュラーは鎌を一閃し、窓の方へと瞬時に走る。

“ばきぃぃぃぃん!!”

GM:そのままの勢いで窓ガラスを突き破り、“処刑人”ミュラーは
この場より深淵の闇が広がる眼下へと消え去っていった。
「…殿下、ご無事ですか」
セオドルはミュラーが消えたのを確認して、そう君へ聞いてくる。

クフィル:「…あ、あぁ…助かったセオドル」

GM:セオドルは静かに物言わぬ死体となったベテルギウスを見る。
「…ベテルギウス様は先程の男が?」

クフィル:「…恐らく、な」

GM(セオドル):「そう、ですか」 言ってセオドルは納得したように呟き
「この事はまだ殿下達だけしか?」

クフィル:「あぁ」

GM(セオドル):「そうですか。それは――」

「安心しましたよ」

不意にこの場に、そんな声と共に一人の男が現れる。それはクフィルがよく知る人物。

クフィル:声だけで誰だか解るよなぁ。

GM:ですね。そう、それは帝国宰相・ヴィクトル=フォン=アルバレート。
「どうやら、“我々”の計画が思ったよりもスムーズに行きそうですよ。
ありがとうございます、殿下」
入ってくるなり、ヴィクトルは上機嫌にそう言う。そしてそのままの口調で彼はセオドルへ声を掛ける。
「セオドル」
そのヴィクトルの一言と同時に「…はっ」と言う応え
セオドルとこの場にいた全ての騎士達は剣を抜き、構え、その刃を―――クフィル達へと向ける。
「いやいやしかし、敵国の王を殺すだけでは飽き足らず
自国の王まで殺すとなると殿下は稀代の悪人として歴史に名が残りそうですね」
くつくつと笑いながらヴィクトルは刃に囲まれた君達を見る。

クフィル:「随分と嬉しそうだが何かいい事でもあったのか、宰相殿?」

GM(ヴィクトル):「ええ、これで私がこの国の実権全てを握れますから」
無数の刃に囲まれながらクフィルは思い出す。変革される前にイーグルが言った言葉。
“二つの計画”
即ち『機関』ベテルギウス達の陰謀とヴィクトル・セオドル達による――クーデターの陰謀。

クフィル:「(変革前のイーグルの言葉が無ければ危なかったな)」

GM:そしてライラ・アスタロトもベテルギウスが死したことにより変革される前の記憶全てを思い出す。
ここでの戦いや彼に敗れて時が変革された事、全てを。
しかし目の前にいる敵ヴィクトルはそんな君達の様子になど目もくれずに芝居掛かった口調を続ける
「おっと、どうか無駄な事はせずにこのまま潔いご最期を。
ご安心ください、帝国との戦争は私が無駄なく完璧に終えてみせますから」

クフィル:「…ハッ、言動が三流だな。いや、小物としては一流か?」
 
GM(ヴィクトル):「何とでもおっしゃってください。舞台から退場する者に興味はありません」
言ってヴィクトルはセオドルに目を向け命令を下す。
「セオドル。やれ」
ヴィクトルのその命令を受け、セオドルは静かに掲げそして――
「…お許しを殿下。これも全て――この大陸のため」

セオドルの握った剣が振り下ろされたその瞬間だった。

“がきぃぃぃぃん!!”

その刃はクフィルの眼前にて現れた人物によって受け止められる。
それはクフィルが誰よりも知る唯一無二の友。

GM(レイル):「フィル!無事か!」

クフィル:「遅かったじゃねぇか、レイ!」

GM(レイル):「すまない。ちょっとここまで来るのに時間がかかって…ね!」
思い切り剣を振りセオドルを飛ばすレイル。

クフィル:そのタイミングと同時にセオドルの腹に蹴りを喰らわせ後退させる。

GM(セオドル):「…ッ、レイルか」
腹に入った一撃を抑えるように後ろに下がるセオドル。
またレイルはクフィル達のいる所まで下がり君達へ進言を送る。
「フィル。ここは一度退却しよう。すぐに他の騎士達が駆けつけてくる
時間がかかれば僕達が不利になる」

クフィル:「戦略的撤退、って奴だな」不敵に笑う。

GM(レイル):「ああ、今は負けていても最後に逆転勝ちすればいい。
君の好きな展開だろう」

クフィル:「おーよ、一番燃える展開だな」

GM(レイル):「じゃあ、急ごう」 そう言い終えると同時にレイルはライラの方へ振り返り
「ライラ、心配をかけてごめんね。でも君が無事でよかったよ」
と優しく声を掛ける。。

ライラ:「それはこちらの台詞です」
前世と同じく【ホホエミ回路が拡張されました】(てろりん♪
 
クフィル:それwwwなんてwwwエロゲwww

GM:きたこれ(笑)

クフィル:ここは演出でダイナマイトを取り出してもいいでしょうか!

GM:どうぞ!(笑)

クフィル:「よぅ宰相殿。これ、なーんだ?」
ニヤリと笑い懐からダイナマイトを取り出す。

GM(ヴィクトル):「!き、き、貴様!な、何という危ない物を!そ、それをどうするつもりだ!」
 
クフィル:「俺からの祝いだ、受け取れよ!」 と放り投げ

GM(ヴィクトル):「う、うわぁ!」

クフィル:「アストッ!」 アストに撃って貰う!

アスタロト:「了解ですっ!」 銃身を素早く上げて撃つ!

GM:アスタロトの銃が火を放つ!それと同時に

“どかああああぁぁぁぁん!!!”

GM(ヴィクトル):「う、うわああ!な、なんだこれは!」
兵士「ぐぅ!」
兵士B「ば、爆発で前方が…!」
ダイナマイトの爆発は強大な威力を放ち、宰相たちを混乱させ逃げるに十分な隙を生み出した。

「今だ!急ごう!」

レイルのその掛け声と同時にクフィル達は王座の間より駆け出した――。

◆  ◆  ◆

GM(レイル):「途中でナナリアと会った。彼女、緊急の脱出の為に王庭に
あるものを用意させたって、そこまで急ごう!」
廊下を走りながらレイルは君達全員にそう伝える。

クフィル:「王庭だったらこっちが近道だな…と!」
窓をバリーンとぶち破ってしまおう。

GM(レイル):「む、無茶するなぁ。フィル」

クフィル:「言ってなかったか?『無理は苦痛を伴ってするもの無茶は楽しんでするもの』ってよ。
無茶は俺の専売特許だぜ?」 ニヤリと笑う。

GM(レイル):「はは、その台詞懐かしいね。仕方ない。アスタロトさんもライラも一緒に」
レイルはアスタロトとライラを先に移動するように促す。

ライラ:「心得ました」 そう頷いて、アストを見遣ります

アスタロト:「ええ、今は急ぐことが最優先です」
フィルに続いて窓から出て行くですよ

GM:了解です。
では、そうして君達が近道を通り、王庭についた時、そこにあったのは――飛空艇。
それはすでに飛び立つ準備をしており、飛空艇の中から一人の女性騎士の姿が現れる。
「待ってたよ、殿下。話しは聞いてる。さっさと乗りな!」
それはクフィルもよく知る王国空挺師団を率いる女将軍。
王国随一の飛空艇の使い手“船長”アイリーン・エイブラハム。

クフィル:「ハハッ!!久しぶり“船長”!!」

アスタロト:姐さんと呼びたい!!

GM(アイリーン):「話はあとさネ。それよりも早く乗りな、宰相の馬鹿達が来ちまうだろう!」

クフィル:「んじゃ置き土産、っと」
残ってたダイナマイトを全部放り投げていこう(笑)

GM:では君がダイナマイトを放とうとした瞬間。その全ての導線が瞬時に断ち切られる。
導線を絶ち切り現れた男は――セオドル。
「…逃がすわけにはいきません」
静かにセオドルは飛空艇へと乗り込もうとする君達を見て、そう言う。

クフィル:「…師匠」

GM:後ろにはすでに離陸直前の飛空艇があるが、今君達と対峙するは王国最強の騎士にして
光輝五星の統括セオドル。この人物を前にそう簡単に離脱する事は出来ない。
それを悟ってかレイルが意を決したように前に出て、すぐ後ろにいるライラに向け声を掛ける。
「……ライラ。一つ頼みがあるけどいいかな」

ライラ:「僕がいない間フィルを頼むといった類のものならばお断りいたしますが」

GM(レイル):「はは、な、なんだ…読まれてるのか。困ったな」
自分の考えていた事を読まれて、少し困った風に笑うレイルではあるが
「でもライラ、真面目な話し、その頼みを聞いてはもらえないかな」
と、いつにも増して真剣な表情で君へ向けてそう言う。

ライラ:刹那の間にらみ合おうと思います。

GM(レイル):「…じゃあ、こうしよう。しばらくの間でいいよ。
僕は別に死ぬつもりも死ぬ気も無いから。すぐに合流するよ、それまでの僅かの間、頼みたいんだ」
と彼は君を安心させるようにいつもの優しい笑顔を浮かべ、そうお願いをする。

ライラ:「……判りました、誰かが時間を稼がねばならないのは明らかですから。どうか……ご無事で」

GM(レイル):「もちろん」
いつもの爽やかな返答を持ってレイルはライラへそう返す
「そう言う事でフィル、しばらくの間、僕がいなくても無茶はするなよ!」

クフィル:「ハッ!お前が死んでも泣いてやらねぇからな。とっとと帰って来いッ!」

GM(レイル):「分かってるさ!すぐに追いつくよ!」
剣を抜き目の前のセオドルを牽制するレイル。その隙にクフィルを含めた君達全員が船に乗り
やがて飛空艇はゆっくりと浮上していく。

アスタロト:船にはナナリアも居ますか?

GM:ナナリアさんはいないみたいですね(笑)

ライラ:あ、そうだ。以前、レイルに買ってもらってたFPが1貰えるアイテムを
地上に投げ落としていいですか?

GM:あ、なるほど(笑)いいっすよ(笑)

ライラ:じゃあ、浮上していく飛空艇から「マスター!」と叫んで、例のアイテムを投げ落とす。

GM(レイル):「!これは…!」君が投げたそれを受け取るレイル。
「ライラ、これって!」

ライラ:「勘違いのなきよう。お返しするのではありません。
わたしが、あなたに対して、使用しただけです。そうするのが最善であると判断しました」
 
GM:君のその言葉を聞き、一瞬驚くレイルだが
すぐにいつもの表情に戻り
「ああ、分かったよ!また後で返すから!
僕の不在中、フィル達の事を頼んだからね〜!」と声を上げる。

ライラ:「仰せのままに」
首を垂れるライラの目元に光るしずくに、気付くものは誰もいなかった、と。

GM:ライラたん!!!

クフィル:GM興奮しすぎ(笑)

GM:失礼(笑)

やがてクフィル達を乗せた飛空艇が無事に飛ぶ立ち夜の空へと羽ばたいたのを確認し
レイルは眼前の男・セオドルに向けて改めて剣を握り直す。
そんなレイルの姿を見て、セオドルは何かを考えるように剣を握り目の前の男の名を呟く。

「レイル…」

「セオドル…団長」

互いに互いの名を呟き。そして両者は――――

 
戻る