第九章「境界の丘」
GM:全員、まずはセットアップ(ある方は)&行動値の宣言をどうぞです〜!
基本的に2D10と行動値を足すのが行動値の決定になりますので。
クリティカルやフォーチューンナンバーも注意して見てくださいね(笑)

ライラ:出目2と4で19…。
【textystem all green. WCS combat mode.】

アスタロト:行動値は21です〜。

GM:アスタロトさん、その基本行動値と振った2D10の出目を足していいんですよ〜(笑)

アスタロト:あ、分かりました(照)
出目は1と8なので合計は30です。

クフィル:セットアップでユニに着ていたコートを渡します。
「俺の一張羅なんだ。預かっておいてくれ」

GM(ユニ):「あ、うん。了解だよ!任せておいてよ!フィル!」
受け取ると同時に元気よくそう返す。

クフィル:眼前の2人を見据え宣言する。
「これより先、ヴァーレンハイト王国第二王子クフィル=フォン=アレキサンドロスが相手をしよう」
「俺の道を阻むのであれば容赦はしない。全力で来い」
言葉と同時にフィルの全身から黄金に輝く覇気が発せられる。
と言うわけで《アクセス》を使用します。

GM:そっこーアクセス(笑)
ちなみに敵は11は37、15が27です。

クフィル:行動値は10、7、8振り足しが3で合計48。
集気法発動で…FPも頂きますね☆

ライラ:早いってお前ら…。

GM:ではクフィルからです〜。

クフィル:「俺を狙うんなら俺1人を狙え」
マイナーアクションでNo11に接敵し同じエンゲージに。メジャーで必殺の通常攻撃!

GM(11):「随分と自分に自信があるようだな」
どうぞー(笑)

クフィル:命中は3、8、9で合計43+5で48!

GM:あたりー!

クフィル:「自信じゃねぇよ」
ダメージロールに<魔力剣>と<ソードダンス>を使用。
「確信だッ!!」
10、10、4、2で振り足しが3、6…合計73点。

ライラ:なんでそんなに回るかなぁ!

GM:その一閃に完全に反応の遅れた11は漆黒のコートを裂かれその胸から血を流す。

クフィル:「…伍式・空翠。
俺のダチに手ぇ出したツケは高いぜ」

GM(11):「なるほど…確かに確信の領域だなこれは」
自分の身が深手を負ったのに対しまるで他人事みたいに目の前の男はそう冷静に判断する。
ではその11の行動。マイナーで<ファング>を使用。目の前のクフィルへ攻撃!命中33!

ライラ:じゃあそれを守護陣しますがタイミングってどうなるんでしょ。

GM:タイミングとしては、クフィルが回避に失敗したあとですね(笑)

ライラ:了解しました。

クフィル:ハハハー!!3D10で9が出れば避けれるぜ!!(コロコロ)1、2、2
……てへ☆

ライラ:ナ、ナンダッテー >ΩΩ Ω

アスタロト:王子―――!

GM:何があった(笑)

クフィル:出目がネタに走ったんだよ!!(爆笑)

※ちなみにこの時集気法が発動していたので達成値に+5されていたため、
本来なら回避していたのですがPLが素で忘れてました。

アスタロト:今までの出目のツケが…。

ライラ:はいはい、守護陣守護陣

GM:了解。
では咄嗟に張ったライラの守護陣により11の攻撃はライラへ移ります!
攻撃は<ソードダンス>を使用して52点です。

ライラ:…ごめん、1ゾロでもはじくわ。

GM:知ってるよ(笑)

ライラ:1、8で59、パリィ。
「同じ轍は踏まないと、言ったはずです」
キャラのスペックの分、中の人のダイス目は低いんだ。

GM(11):「ふん、だが私の剣にはファングが乗っている。
このターンの最後にお前は2D10の実ダメージを受けるがいいさ」

ライラ:メタなことゆーな(爆笑)

GM:その11の発言終了と共に、アスタロトさんどうぞ〜!

アスタロト:では、クイックドロウを使います〜。
ダイス目は3、3で命中は24なのですが、CLってどの値ですか?

GM:あ、CLはクラスレベルですね!この場合はクイックドロウを持つクラス・トリガーですので
アスタロトさんの場合は「2」ですね(笑)

アスタロト:ありがとうございます。ではプラス4ですね、命中値28です〜

GM:ダイス目3、3と足すと命中34ですね(笑)

アスタロト:ダイス目忘れてました(笑)
34では当たりますか?

GM:もちろん、当たります(笑)
傷ついている11でいいんですよね?

アスタロト:はい。No11を狙います。
ダイス目は7、10、振り足しで5、スキル修正は4、攻撃値31なので…合計57です。

GM:ではアスタロトの放った銃弾を11は漆黒の剣で受け止めようとする。
だが――その漆黒の剣を破り、アスタロトの放った弾丸は11の胸を貫いた。
「――くッ」 膝をつく11。そして、それと同時に彼の身体が光の粒子のように消え始める。
「…大したものだ…これほどの護衛までついていたとはな…」

消え去る寸前、11と呼ばれた男は天を仰ぎ称えるようにその最期の言葉を呟く。

「――機関…万歳………」

クフィル:「…機関…?」

GM:その最後の発言と共に漆黒のコートに身を包んだ男。
11の数字を頬に刻んだ男は光の粒子となり、消滅した。

アスタロト:消え行くNo.11を無言で見下ろしながら、
その姿をかつての仇に重ね合わせるアスタロト。

GM:そしてターンは15の数字が刻まれた女性へ。

GM(15):「…11を倒した事は褒めておく。けれど、果たして私の業火に耐えられるかな?」
その発言と同時に最初に放たれたあの爆炎がこの15の上空に生まれる。

ライラ:[魔法使い][許してください]

GM:<領域化>を使い、全員へ攻撃!<業火の焔>を使用!

ライラ:ぎゃー!

GM:命中ひくッ!(笑)
命中値29です。全員どうぞ(笑)

ライラ:7、5で30。

GM:避けられたー(笑)

アスタロト:10、3、9で40です(笑)

ライラ:高い(爆笑)

GM:あ、なんか焔が明後日の方向へ(笑)

クフィル:5、5、1で35+5で40。
『破ッッッ!!!』 裂帛の気合で炎を消し飛ばす!

ライラ:アツイなぁ(笑)

GM:ではライラさんどうぞー。

ライラ:えーと。<攻勢防壁>で殴るよ!!

GM:それしかないもんね!!

ライラ:防御特化だから命中値はお粗末なんだ。4、6で30。

GM:回避27で当たった(笑) 威力どうぞぉ。
相手は術士ですから(笑)

アスタロト:いまのところNo.15いいとこなし(笑)

ライラ:9、9でFPの、基本14+攻性防壁28+18=60。

GM:ではライラの突撃に咄嗟にシールドを張って防御する15
しかし、君の突撃に相手も確実にダメージを受けた様子。
「ッ、ライラ…目覚めたばかりで、もうこれほどの力を発揮できるのか…ッ」
そう忌々しげに吐き捨てる15。と、ここでターン最後のプレゼント(笑)

ライラ:うわーい。こっちこないでー。

GM:ライラさんへ亡き11さんからのファングダメージですぅ(笑)
13の実ダメージをどうぞ。

ライラ:いたいいたいいたい!!体力の三分の一もってかれました。

GM:ではターンを2ターン目に移します!
全員再び、セットアップ&行動値の宣言をどうぞです〜!

ライラ:セットアップなし、8、4で25です

アスタロト:10、7、3で41です

GM:ちょ、私のダイスひくっ(笑)
15は行動値21。だめだこりゃ(笑)

ライラ:なんて接待ダイス(爆笑)

クフィル:10、7、2振り足しが6で合計45だおー。集気法!(シャキーン☆

ライラ:なんでそんな回るのアンタガータ。

GM:クフィルさんから、どうぞー(笑)

クフィル:とはいえ精神がエンプティなんだよなぁ、マイナーで接敵になるのかな?

GM:マイナーで接敵する必要はないかも(笑)

クフィル:では行きます!
「壱式“至白”」
独特の呼吸法により己の気息を整え、全身の気を練り上げる。
身体機能の全てを発揮させ、己の限界を―――超える。
と言う演出でマイナーでアルカナポーション飲みます。10、5で15点回復☆

GM:了解(笑)

ライラ:ポーション飲むだけなのになんて大げさな(笑)

クフィル:「なぁアンタ、俺が勝ったら話聞かせてくれないか?」
No.15と呼ばれた女性へ。

GM(15):「断る。敵に話す口は持たない」
きっぱりと拒否する。

クフィル:「じゃあ遠慮は無しだ」
命中は9、9、5で合計46。

GM:普通にあたりー。

ライラ:なんまんだぶ。

クフィル:「弐式“紅蓮”―――煉獄」
ダメージに<ソードダンス>使用して9、7、7、1で62発。
瞬時にフィルの四肢が霞む。
壱撃。続く連撃は止まらず眼前の敵へと降り注ぐ。
弐・参・四・伍……人体の急所を悉く穿つ拳打の嵐。そして、嵐が―――止まる。
手加減攻撃を宣言☆

ライラ:ちょ、最後(笑)

GM:では君が放った、その攻撃に全く反応できずに15はその身を撃たれ倒れる。
「―――っ」

クフィル:倒れるところを抱きとめますよ。

GM:では受け止められたまま15は呟く。
「…任務は失敗……大きな罪だ……私の命を持って……機関への贖罪を果たす……」
その発言と同時だった。
彼女は自らの手より制御不可能の紅蓮の炎を生み出し、その焔に自らの身体を焼き焦がす。

クフィル:彼女を抱きとめたまま身を焦がす炎を悲しく見つめる。

GM:人体の全てを一瞬で焼き尽くす業火の焔に包まれ、15の光の粒子となり消滅する。

クフィル:「彼女の魂に星と剣の加護を――」

GM(レイル):「…終わったみたいだね」
それまで戦闘に参加できず、傷を押さえていたレイルがそう呟く。

クフィル:「――そうだな」

GM(レイル):「彼らが何者だったのか…分からなかったけれど、
僕達は帝都に行くという任務がある…」

クフィル:「取りあえずどっかの馬鹿の手当てが済んだら先を急ぐとしようぜ」

アスタロト:「イーグルさんは無事でしょうか」

GM(レイル):「あの人なら大丈夫ですよ。ああ見えて王国最強の騎士の一人ですから」

クフィル:「まぁスケベだけど腕は確かだな」

誤解の無いように言っておくとイーグルは、たらしでもスケベでもありません(笑)

ライラ:えーと。ヒリポをレイルにぶっかけようと思いますが構いませんか。

GM:構いませんよー(笑)

ライラ:では手持ちのヒリポを傷口にしゃばしゃばと。

GM(レイル):「っ、あ、ありがとう。ライラ」
そう言ってレイルはライラを見る。
「さっきの戦闘も僕の代わりに戦ってくれて、君には感謝の言葉もないよ」

ライラ:てゆかポーションって口から飲むもんだっけ?(笑)
「いいえ、礼には及びません、マスター。わたしは、わたしのするべき仕事をしたまでです」

GM:いえ、かけるほうが正解(笑) まあ、飲むやつもあるが。
「ま、マスターって、あ、そうか。さっきので僕は君の主になったんだよね。
え、えっと、どうしよう…僕達はこれから帝都に行かなきゃいけないんだけど…
その、ライラも一緒に、来るかい?」

ライラ:「……はい。是非」
こくりと頷きます。

GM(レイル):「じゃあ、これからよろしくね。ライラ」
そう微笑みレイルは君へ手を差し伸べる。それはあの時のヒルデベルトとの光景を思い出す。

クフィル:(……未成年者略取誘拐(ボソッ)

GM(レイル):(フィル。あとでちょっと説教がある)

ライラ:「はい。宜しくお願いします。“マスター”」
と言いながら冷静だねぇとか言われたことを思い出したので、微妙に微笑んで見せるわけです。

GM(レイル):「…そんな顔も出来るんだね。うん、笑ってるほうがいいよ」
君の笑顔にそうレイルは答える。
「それじゃあ、アスタロトさん。改めて帝都までの案内、お願いできますか?」

アスタロト:「はい、勿論です。あなたの治療の手配と、イーグルさんの安否も含め、
可能な限り近いルートを行くつもりです」

GM(レイル):「ありがとうございます。ではお願いしますね」

アスタロト:「ええ、では、こちらです」
帝都の方角を指し、なだらかな下り坂を案内します。

GM:そして、そんなレイル達の姿を見ながらとてとてとユニはクフィルに近づき
先ほど渡したコートを手渡す。

クフィル:では皆が歩いていく中1人先ほどの2人が消えた場所へと向かいます。

GM(ユニ):「…どしたの?フィル」

クフィル:そして目を閉じ静かに――謳う。

「ああ、夕暮れが訪れる 遥か海のかなたから人は家々の明か りのもと眠る。
呪いと暗闇に閉ざされた心を背負って何処まで行こう。
本当は全てわかっていたのだ 悲しい記憶を背負いし者よ。
海の向こうの見知らぬ街を照らす夕日は 幽霊でさえ知らな い美しい世界の断片―――」

それは死者の魂を弔う哀歌、鎮魂歌。
嘗て歌聖と呼ばれた少年が謳い、今となっては失われてしまった歌。

クフィル:「死んだ奴は皆、星に還る。だったら――次に生まれるまでの間、
せめて優しい夢が見れるように…ってな」

GM(ユニ):「…フィルは優しいんだね」

クフィル:「…兄貴の受け売りだよ」
ユニからコートを受け取り少し恥ずかしげに笑う。

GM(ユニ):「じゃあ、フィルとお兄さんは優しいね」
ニッコリ微笑みユニは君へ言う。

クフィル:「――ありがとな、ユニ」
ポンポンとユニの頭に手を乗せ――お前も優しいよ」
――優しく微笑んだ。

GM(ユニ):「あ、ありがと」
少し照れながらもユニは君の隣を歩き、アスタロト達が向かった道へと向かった。

◆   ◆   ◆

そして、そんな光景を最初から終わりまでずっと観察していた人物がいた。
それは真紅のコートを身に纏う男。
彼はレトの丘より少し離れた樹の上で事の次第を全て見ていた。

「…驚いたな。まさかヒルデベルトのマシーナリーとこんな所で再会するとは…。
アルタイルに聞かせれば、喜びそうな情報だな」

そう言いながらも男の瞳はライラでもクフィルでもレイルでもなく
ある一人の女の子を見ていた。

「それに…あの娘は……」

男が見る人物、それは――アスタロト。

「――エルナトの被害にあった生き残りの娘、か」

そこにはわずかな哀しみの感情が含まれ、男は呟いた。

「それはそうと、お前も彼らと共に帝国領へ行かなくていいのか」

そう言った男の背後には蒼い翼を広げたイーグルが剣を構えていた。

「勿論、追うさ。だがその前にお前たちの正体を知っておきたいからな」

イーグルのその発言に特に興味もないように男は返す。

「我々の存在を知ったところで君に何の関係も生まれはしないさ。
それにお前ほどの男なら分かるだろう。称号無しの16を倒した実力は認めるが
オレに対し剣を向ければ敗れるのは君のほう、だと」

「………」

「安心しろ。オレの役目はただの観察。もはや引き上げるだけだ。
ならばお前も早く、彼らと合流するがいい」

男の発言は真なのだろう。それを感じ取りイーグルは剣を収める。

「だが、そうだな。折角だ、オレの名前だけは伝えておこう」

言って男は振り返り、イーグルの瞳を真っ直ぐ見て宣言する。

「オグドアス5のシリウスだ。お前とはもう会うことは無いだろうがな…」

そう言ってシリウスと名乗った男は真紅のコートを翻し、その場より消える。

「……やれやれ。なんだか、厄介な事態になってきたな」

そう呟き、イーグルは翼を広げクフィル達との合流へと向かった。

 
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