第六章「王国への使者」
GM:お疲れ様でした〜!
それでは次はアスタロトのシーンお願いしますね〜!

アスタロト:はい、準備万端です〜♪
よろしくお願いします!

◆PC2オープニング3 〜王国への使者〜
GM(レクトル):「アスタロト。我が帝国とヴァーレンハイトとの和平が結ばれた」
レクトルは君へそう語り出す。

アスタロト:押し黙ったまま、視線を僅かに強張らせて緊張を高めます。

GM(レクトル):「そして任務と言うのは他でも無い。
もうじき王国側から我が国の国境へ使者が来る。
その使者を無事にこの帝都まで案内して欲しい。それが任務だ。
100年以上に渡った我が国と王国との和平が結ばれるのだ。
その邪魔をしようとする奴らは数多くいるはずだからな」

アスタロト:「かしこまりました。しかし…」
ゆっくりと口を開き、話し出す。
「使者の護衛…そのような重要な任務、私一人、という訳ではないはずです。
他に任務に当たる方は、いらっしゃいますか?」

GM(レクトル):「七将王の内から…誰か一緒にとも思ったんだが。
今の七将王達はフィーを除いて私も含め全員が別の任務を帯びていてな」
少しすまなそうにレクトルは続ける。

アスタロト:「と、なりますと…」

GM(レクトル):「フィーに頼もうかとも思ったがあれは性格に少々難がある。
それならばお前一人に頼んだほうが賢明かと思ってな」

ライラ:性格に難があるって明言されててレモンティー吹きかけた(笑)

クフィル:レクトル酷ぇ(爆笑)

GM(レクトル):「それに向こうからも『光輝五星』という
将軍クラスの騎士が一人護衛で来るそうだ。
それならばこちらも無理に護衛をつけるのも過剰すぎるかと思ってな」

アスタロト:一瞬の考慮の後、きっと正面に立つレクトルを見据え、宣言する。
「かしこまりました。この任務、帝国の名にかけて、私の命に換えても必ずや遂行してみせます」

GM(レクトル):「そうか。すまないな、アスタロト。
だがこれは重大な任務でもある。お前の働きに期待しているぞ」
君のその宣言を受け取りレクトルも改めて、この任務を君へと託す。

アスタロト:「はい。私はあなたの補佐。そしてこの帝国の兵。
偉大な御名に泥を塗るような真似はいたしません」

GM:君のその言葉を受け取ったレクトルは信頼し君に預け、静かに頷く。

アスタロト:一礼をし、部屋を去ります。

GM:了解です。部屋を出ると同時に待機していた兵士が
国境までの地図と探求者セット、保存食などを君に渡します。

アスタロト:今からさっそく任務開始ですか?

GM:これで一応準備も完了して、後は向かうだけという状態ですね。
ええ、向かってもいいですし。何か準備とかがあるなら何かしてもいいですよ(笑)

アスタロト:ええと、ではそのまま向かいます(笑)

GM:了解です(笑)

アスタロト:そういえば、フォーチュンナンバーは宣言しておいた方がいいですか?

GM:あ!そうだった!是非ここで皆さん、ナンバーの宣言をお願いします(笑)

アスタロト:では私は1,9,10で行きます。

ライラ:えーと、確率論的にはどれも出る確率は同じなんですよねー…。

GM:そうだね(笑)

クフィル:前回のと変えようかなぁ…。10、7、5で!(変えてない)

ライラ:よし、9・8・7の連番で。

GM:了解です!(笑) ではシーンを続けますね〜。
準備完了し城門へ向かおうとしたアスタロトですが…。
その瞬間、前方から見たことのある女の子がどかどかと向かってくる。

クフィル:どかどか(爆笑)

ライラ:性格悪い子キター!

アスタロト:もしかして…フィー?

GM:めちゃくちゃフィー(笑)

アスタロト:もしかしなくてもフィー(笑)

GM(フィー):「ちょっと!アスタロト!アンタ、どういうつもりよ!!」
いきなりそう突っかかってくる(笑)

アスタロト:「ど、どういうことと言われましても…一体何のことです?」

GM(フィー):「射撃コンテストだけじゃなく…私のレクトル様に色目を使って!
重大任務を私から掠め取るってどういう了見よ!この泥棒悪魔娘っ!!」
なんかすごく憤慨してる(笑)

アスタロト:「でも…私だって、私だって不安なんです!
何も聞いてなかったのに、一人でこんな大役まかされて…
その上フィーさんにそんな事言われたら、私、どうしていいか分かりません…!」

GM(フィー):「え、へ、え、あ、そ、その…べ、別にアンタを責めたわけじゃ…そ、その…」

アスタロト:往来のどまんなかで、人目をはばからず泣き出します(笑)

クフィル:うはは!腹痛ぇ!!(悶絶)

GM:君のリアクションに予想外だったのか動転しまくるフィー(笑)。
「ち、ちょっと!な、何泣いてるのよ!わ、悪かったわよ!私が悪かったわよ!
あ、アンタがそんなに不安だって知らなかったのよ!
そ、その!だ、大丈夫よ!アンタって射撃の腕もあるし、何よりレクトル様が認めたんでしょう!」

アスタロト:で、でも…(泣き中)

GM(フィー):「そ、それならアンタはその期待に応えるためにも頑張らなきゃいけないでしょう!
な、泣いてないで少しは任務に集中しなさいよ!」
さすがの事態にうろたえたフィーは必死で励ましの言葉を送る(笑)

アスタロト:「え…そう…ですか…?
はっ、はい、その通りですよね!」

GM(フィー):「え、ええ、そうよ。だ、だから、さっさと涙拭いてよ…。
人が見てるし何より城での私の評価が下がるのよ…」
一体何しに来たのか、ぎこちなくそんな風に君を励ますフィー。

アスタロト:「ありがとうございます!私、頑張ります!
それに私が失敗したら、私だけでなく帝国にまで恥を着せてしまいますし…
私、目が覚めました!フィーさんのおかげです、それでは行って来ますね!」
大振りにお辞儀をして、城門目掛けて全力疾走します(笑)

クフィル:やべぇ(笑)アストが天然の小悪魔だ(爆笑)

ライラ:あしらいに慣れている(爆笑)

GM(フィー):「ええ、頑張りなさいよ、アスタロト!………って!違う―――ッ!!!
ま、またアイツのペースに飲まれた…お、おのれ!アスタロト!
つ、次こそ覚悟しなさいよ…ッ!!」

去ったアスタロトに対しその場にいた無関係の兵士Aの首をギリギリ絞めながら
悔しそうにフィーは怒りをぶつけていた。

「し…死ぬ…フィーさ、ま…!」

哀れなり。無関係の兵士A。

◆   ◆   ◆

GM:城門前にて君は一人の騎士とすれ違う。
「…アスタロトですか。レクトルから例の任務を受けたのですか?」
そう呟く騎士は年の頃は16、7の美少年。
彼も帝国最強の騎士『七将王』の一人“四季の華”ブルーメ。

アスタロト:礼をして顔を窺います。
「はい、王国よりの使者の方を迎える任務を。
今丁度出発するところです」

GM(ブルーメ):「そうですか…。任務遂行を祈っていますよ」
そう静かに彼は君に言葉を送る。
ブルーメ
クフィル:か、かっけぇ!むちゃくちゃかっけぇ!!

ライラ:この人絶対ギア○ついてるって…。

GM:待って(笑) ギ○スって(笑)

確かについていそうだ(笑)

アスタロト:「感謝いたします。帝国のためにも、この任務、必ず成し遂げてみせます」

GM(ブルーメ):「……レクトルのためにも頑張るんですね」
そう最後に呟き、彼は城の中へと消えていった。

アスタロト:「(…レクトル様のために、か…。
私はあの方の補佐…そう言われて当然なのは、分かっているけど…)」
そう思いつつ、ブルーメの背中を見届けます。

GM:ブルーメが君に送った言葉にどういう意味が込められていたのか
この時点ではまだ君は気づいていなかった。
そして君はブルーメの姿が完全に消えたのを見届け、改めて城門へと向かう。

――向かう先は帝国と王国の国境。レトの丘。
そこで君は物語を紡ぐ“仲間”と出会うことをこの時はまだ知らなかった…――。

◆   ◆   ◆

GM:お疲れ様でした〜!ありがとうございます!

アスタロト:ブルーメかっこよかったです^^

GM:おおぉ!ありがとうございますぅ!
彼は後々物語に深く関わっていくので覚えててもらえると嬉しいです(笑)

クフィル:アストの小悪魔っぷりが(笑)

ライラ:アスタロト、完全にフィーのあしらいを覚えた(笑)

GM:フィーがどんどんいいキャラに(笑) アスタロトのおかげで(笑)
それでは変則的で申し訳ないですけど、次はクフィルさんの幕間シーンをちょっとはさめますね〜。

クフィル:幕間だと!?

GM:いや、ベテルギウスさんに話があるんでしょう?(笑) そのためのシーンです(笑)


◆幕間シーン 〜似た者親子、この王にしてこの王子あり〜
GM(ベテルギウス):「それで話しって何よ?」

クフィル:「レイルと俺が遅れた理由あっただろ?」

GM(ベテルギウス):「ええ、あったわね。詳しくは聞かなかったけど」

クフィル:「暴漢って言ったけどよ…。実は帝国の人間とやりあったんだ」

GM(ベテルギウス):「…へぇ〜、それは穏やかじゃないわね」

クフィル:「帝国の『七将王』だとよ」
「そいつがユニ、あの連れてきた娘を狙ってたみたいだった」

GM(ベテルギウス):「七将王…。帝国最強の騎士の一人が…。
そんな大物があんな少女を狙うなんて…。何かあるみたいね」
少し考えて国王は君へ言う。「それで貴方はどうしたいの?」

クフィル:「取り合えずアイツから話聞いてから、かな」

GM(ベテルギウス):「簡単に話すとは思えないけどね〜。
任務はどうするのよ、任務は?」

クフィル:「あー……。…一緒に連れてってみる…とか?」
実はあんま考えてなかったらしい。

GM(ベテルギウス):「何よそれ、ちょ…アンタ…最高っ!ぶははは!あはははは!!」
ツボに入ったのか、のたうちまわる親父。

クフィル:「んっだよ!笑うなよ糞オヤジ!!」
顔真っ赤にして怒る(笑)
「いいじゃねぇか!時に男は大胆に行くものなんだろ!!」

GM(ベテルギウス):「あはは…確かに時には男は大胆に行かないといけないわね。
それも私のようなスーパーな王になるなら」
一通り笑い終わり、王は君へ向き直る。
「いいわ。アンタの好きにしなさい。あの娘が望むならそれでいいでしょう」

クフィル:「うるせぇ糞オヤジ、俺はアンタも兄貴も越える王になるんだよ」

GM(ベテルギウス):「なら見させてもらうわよ。
アンタの王道がアタシやあの子を越えられるかどうか」

クフィル:「俺の横には信頼できる友がいる。それで何を不安に思う事があるよ?」
ニヤリと微笑んだのも束の間、真剣な表情になり。
「ヴィクトルに気をつけろよ。何か嫌な予感がすんだよ」

GM(ベテルギウス):「…了解したわ。アンタも気をつけなさいよ。
アンタの身やその和平の証に何かあったらただじゃ済まないんだからね」

クフィル:「応、んじゃあ行って来るわ」
ひらひらと手を振ってそのまま部屋を出て行く。

GM:君のその言葉を受け、ベテルギウスは笑顔で君を見送った。

 
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