◆ミドルバトルシーン 〜神の瞳〜
GM:今、君達の眼前には二人の敵が存在した。 一人はその右腕に巨大な星宝の銃を持つ元七将王の一人ガイアス。 そして、もう一人はかつて機関でオグドアス2の称号を得ていたデミウルゴス・べネトナシュ。 ガイアスがすでに好戦的なのに対し、べネトナシュはどこか君達の様子、仕草を見るように未だ構える気配を見せない。 そんな状態から戦闘がはじまります!まずは行動値&セットアップです。 アスタロト:元仲間だったガイアスを睨みつけ、銃を構えます! GM:敵はガイアスとべネトナシュの二人。 そして、先に宣言しておきます。この戦闘の勝利条件はこの二人のどちらか一方を倒せばそこで終了です。 クフィル:おー!そうなのか! GM:更に言うならガイアスを倒す方がめっさ楽とだけ言っておきます(笑) アスタロト:よし、ガイアスを蜂の巣にしよう。 あ、行動値9,9で50!集気法発動して、FP一点貰います♪ GM:まず、べネトナシュの行動値は47です。そしてガイアスは43です! ライラ:6・9で行動値31にしかならなんだ。 クフィル:10、5で振り足して1。行動値は45なう。FP貰うね! GM:では、まずはアスタロトからですね。 ああ、そうだ、ついでにこの戦闘はミュラーも参戦で、彼の行動値は殿下と同じ45です。 アスタロト:では、【クイックドロウ】でガイアスに攻撃です。命中値は…49です! GM:それはあたりです!攻撃どうぞ! アスタロト:攻撃は…89点です!二挺拳銃を乱射しますよっ! GM:では、君のその弾丸を受け、ガイアスはやや後方に下がる。 多少ダメージは受けた様子だが、それで戦意はいささかも衰えていない。 「ハッ、やるじゃねぇか、小娘!」 アスタロト:「国を裏切った貴方を…許すわけにはいきません」 GM(ガイアス):「裏切り〜?何言ってやがるんだ。 オレ様はオレ様のためにしか動かねぇんだよ!帝国なんざ、知るかよ!」 では、ここでべネトナシュ。 べネトナシュは少し考える素振りを見せた後、一歩前に出、そして―― 「…まずは貴様らの力量がどれほどの物か、見せてもらうとしよう」 アスタロト:(噂のアイツが動いた… GM(べネトナシュ):「星宝は使わない。まずは私自身の力を受け止めてみせろ」 言って、彼はデミウルゴスの象徴たる星宝を使わず、素手で攻撃を仕掛けてくる。対象は殿下。 ライラ:だだっこパンチはライラにのみ許された特権だというのに恥知らずなデミウルゴスがいた! GM:命中は55だ。 クフィル:来いよ(大の字 (回避は44で失敗) GM:では相手の攻撃は――88点だ。 クフィル:えっ これで星宝使ってないとか何なんです?(笑) GM:そう、そういう突込みが欲しかった(笑) ライラ:ベネット「不正はなかった」 GM:ちなみにカバーリングはありですよ。 ライラ:カバーリングすればたぶん打点一桁で抑えられるけど 演出的にどうかという若干の疑問符。どうします殿下? GM:いや、彼が見たいのはあくまでも「君達全員の力」 それがいわゆるこの戦闘の勝利条件にも関わってきます。 アスタロト:むむ…意味深ですね クフィル:成程、ならカバーリングを頼もう 俺は俺1人で戦ってる訳じゃないからな GM:個々の力を頼みとするなら、それはデミウルゴス流。 だが君らが個々ではなく、全として纏まった力を持っている。 それはデミウルゴスにない力。って、まさにフィルが先に言っていたな(笑) クフィル:多分それが見たいんだろうと直感で気づいた(笑) だから避ける動作も見せない。 ライラ:ではカバーリング。温存策で金剛は使わないでいくか…。 ごめん超回った10・8・10 アスタロト:すごい(笑) 安心のライラクオリティ(笑) クフィル:見せ付けてる(笑) GM:かきーん?(笑) ライラ:【文書:一般処理 攻撃感知 脅威度大】 【文書:一般処理 コマンド《守護陣》発動――>正常にプロセス終了】 【文書:一般処理 敵攻撃の無効化の成功】 ひょいっと手を振る一挙動で粒子の盾を形成してゲンコを正面から受け止め、余裕の表情で立っていましょう。 視線なんて向けるわけ無いじゃないですか、蚊のほうがまだ脅威度高いです。 あ、100点以上止まりましたけど詳細な点数要りますか? GM:いや、いい(笑) クフィル:KOEEEEEEEEEEEEEEEEE!!! アスタロト:なんという鉄壁(笑) ライラ:あー、星宝起動しておけばよかったですね。88点チャージできたのに GM:ではべネトナシュの放った攻撃はライラにより完全に防がれた、それに対してべネトナシュはただ静かに問う。 「…なぜ、分かった?このマシーナリーが庇うと」 それはべネトナシュの素直な疑問。彼が放った攻撃に対し、フィルは微動にせず まるでこうなることが分かっていたかのように仁王立ちしていた。 目配せや事前の打ち合わせ、そんなものなかったはずなのに まるでそれ以上の何かによって繋がっていたかのような。 クフィル:「俺達は決して1人で闘ってる訳じゃない」 単に今まで一緒に闘ってきたから、そんな理由では絶対に無い。 「見せてやるよ、俺達の“絆”って奴をな」 不適に微笑む。 GM(べネトナシュ):「――よかろう」 何かに納得したようにべネトナシュは頷きそのまま行動終了。 GM:では、ここでフィル&ミュラー。 フィルさんは光刃の生成しますか? クフィル:そうだね、実力を見せろと言われてる訳だし。答えない訳にはいかないかな ライラ:《電池》ライラがターンアップで再行動支援飛ばしましょうか? ロマン的に考えて。 クフィル:マイナーアクション、メジャーアクションそれぞれで光刃生成で。ライラよろすく(笑) GM:では、ミュラーは主のその行動に対し、自らが出来る最大の支援に徹する。 まずはマイナーで【隠密】化、そして、続けざまガイアスに近づき <闇よりの一閃> タイミング:メジャー 対象:単体 射程:− 消費精神:− 【隠密】状態でのみ発動可能な支援スキル。 ミュラーが行った攻撃力の達成値分、対象の防御値を減少させる。 これにより、対象にダメージを与える事は出来ないが 対象の防御達を最高で[0]まで落とすことが出来る。この効果はこのターンのみ有効である。 GM:これによりミュラーの一閃は文字通り闇からの奇襲となり ガイアスの防御を完全に打ち砕き、防御力を0に叩き落しました。 クフィル:ぶ(笑) アスタロト:ガイアス(笑) GM(ガイアス):「ぐ、なにッ?!」 己の視覚外からの攻撃にたまらずガイアスはのけぞる。 それに対して、ミュラーはただ冷徹にクフィルのそして、君達の影として囁く。 「――今です、皆さん」 といいつつも行動順的にはガイアスだったりするのでのけぞる瞬間 ガイアスは手持ちの銃をクフィルに向けぶっぱなす! 「くそがぁ!舐めた真似してんじゃねぇぞ!おらああああぁぁッ!!!」 というわけで命中56です。 クフィル:あ。10、5振り足し10で8。回避66だこれ(笑) GM:なんてこった(笑) クフィル:ガイアス(笑)ごめwwんwww アスタロト:ガイアス恥ず(笑) GM(ガイアス):「ば、馬鹿なあああああ!オレ様の一撃があああああああぁぁ!!!」 という事で放った砲弾が明後日の方向に飛んでいく。 アスタロト:「殿下、ナイスです!」 と嬉しそうに声援を送ります! クフィル:それじゃあ余りにも可愛そうだから格好良く剣で弾丸を切り落としてあげよう(笑) ライラ:サボり衛兵「すげぇ! かわした弾丸に追いついて切った!」 アスタロト:見せつけ(笑) クフィル:ちなみに光刃ですけどマイナーで3本。 メジャーでなんと98本の生成に成功しております。たまっちまったよ。 GM:おk(笑) では、ライラのターンアップで更に殿下? ライラ:【文書:一般処理 戦術予報 対象:ガイアスの迅速な鎮圧を推奨】 【文書:一般処理 戦術予報 再攻撃を推奨】 【文書:一般処理 コマンド《ターンアップ》発動シークエンス開始――>完了】 【文書:一般処理 対象:クフィルへの支援術式 展開完了】 殿下どうぞ クフィル:「お前達がどんなに強かろうとも、1人で闘ってるんじゃ俺達には絶対に勝てないぜッ!」 背後には号令を待つ100を越える光の刃。それをガイアスに向けて一斉に撃ち放つ!!絶対命中なう GM:了解なう アスタロト:防御0だし…。 ライラ:カエサル風に言えば「撃った、当たった、勝った」ですね、わかります クフィル:ダメージに<ソードダンス>も乗せて…と。 アスタロト:殿下、にやにや笑ってるでしょ(笑) ライラ:たぶんインフィニティシリンダー撃ってる時のイングラム少佐の顔してるわ…。 クフィル:291発だ。 GM:……あ。 クフィル:お? GM(ガイアス):「ぐぼがぼがばああああああぁぁぁぁ!!!!! ば、馬鹿なああああああああぁぁぁぁ!!!せ、星宝の力を得たオ、オレが……!!! こ、こんな、ち、ちくしょうおおおおおおおおぉぉぉおおおおおッ!!!!!!」 ちゅどーん。 アスタロト:ガイアス…溶けた? クフィル:最後のGMのwwやる気wwがwww GM:クフィルの放った千光刃の前にガイアスは大きく吹き飛び――そのまま城の壁へと激突しガレキと共に斃れた。 それを見ていたべネトナシュは静かに俯き、やがて君達の方を振り返る。 「――見事だ。貴様達の力、そしてその連携…いや、この場合はなんと評するべきか…。 “キズナ”とでも言うべきか、どちらにせよ見事だ。 お前達の実力は把握した。そして、その可能性もな」 アスタロト:「…何を、言いたいんですか…?」 強大な敵を前に、おずおずと問いかける。 GM(べネトナシュ):「…私は確認がしたかっただけだ。 お前達が本当に機関を、神を、超えるほどの存在であるのかどうか。 だが、それを見極める為には、私自身最後の選別をさせてもらおう」 言って、べネトナシュの気配が変わる。 瞬間、世界が夜となる――。 否、これは“影” 遥か上空、天空の先にあるはずの太陽が“何かによってさえぎられた”という事実。 ライラ:(「よくできましたっ☆ それじゃあ特別に、ベネット本気だしちゃうぞっ♪」な展開ですか? わかりません) クフィル:(きたか!! GM:見ると、遥か天空に一つの巨大な瞳のごとき物体が存在していた。 それは直径10kmにも及ぶ規格外の要塞にして、戦略兵器。 そう、これこそがべネトナシュが持つ全ての星宝の中で最も規格外な強大な力を持つAランク星宝。 【神の瞳(デウス・サイクロプス)】 星宝:【神の瞳(デウス・サイクロプス)】 形態:武装型 ランク:A 取得D:14以上 タイミング:メジャー 対象:任意 射程:視界 天を覆うほどの巨大な瞳の如き空中要塞兵器を呼び出す。 この星宝の召喚を行った際、<スキル:神の瞳専用>を自分のターンで使用する事が出来る。 アスタロト:(な、なんじゃこりゃー! GM(べネトナシュ):「――クフィルと言ったな、一つ勝負をしないか?」 クフィル:「――いいぜ」(お、取得可能なんか GM(べネトナシュ):「ほぉ、随分と物分りがいいな」 説明すらしていない状態で、自らの誘いに乗る君にべネトナシュはどこか楽しげに続ける。 「我が星宝【神の瞳(デウス・サイクロプス)】は見ての通り、規格外の攻撃を誇る最強のAランク星宝。 そこから放たれる光は地表の全てを焼き尽くす。現にかつてのこの地上の大半を焼きつきし そこにいた生命を根こそぎ奪ったのは我が星宝、神の瞳」 それはまさに世界を焼き尽くせるほどの究極兵器。 「クフィル。お前が持つ全力を私にぶつけてみせよ。私もまた神の瞳が持つ最強の技を持って応えよう。 ともに最強の一撃同士によるぶつかりあい。二撃目はなく、ゆえにシンプル」 ルール的に言えば、クフィルの最終攻撃力とべネトの最終攻撃力 どちらかが上回れば、上回った方を全喰らいという特殊ルールです。 「――どうだ、それでも試してみるか?」 クフィル:これ乗ったのはいいけどセイバーモードで更に シナリオ一回の特技全部使って何とか勝てるレベルじゃないの(笑) GM:今、クフィルが持っているのは千の光刃を生み出す星宝エペ・ルーチェ。 だが、敵の星宝はそれをも上回るまさに超戦略の破壊兵器。 それはまさに剣で戦車を破壊するかのような蛮勇。 ライラ:(ノリ的に考えてこっちの支援全部のっけて勝負じゃないの? GM:(正解です(笑) そして、クフィルの決断は―― クフィル:「――皆、こんな無茶で無謀な勝負だが…着いてきてくれるか?」 そう言いながらも表情には笑みを浮かべている。 GM(ミュラー):「…無論です、フィル様」 そう言うミュラーには一点の迷いもない、その命も全て、君に預け、共に生き死ぬ覚悟を決めていた。 アスタロト:「…いい提案とは言えないかもしれませんけど。 ここで引くようだったら、殿下らしくありませんしね。着いていきますよ、どこまでも」 ライラ:「なにを今更。ここまで来てやっぱり辞めますもなにも無いものでしょう」 ターンアップの術式を構築しながら返答します。 クフィル:「――つー訳だ、勝負と行こうか」 GM(べネトナシュ):「――よかろう、では、こいッ!!」 では特殊ルールの説明です。 まずクフィルのターン、続けてライラのターンアップによる二連続の行動。 この間に殿下は光刃を可能な限りため、そして好きなスキルを上乗せして最終攻撃力を出してください。 次にアスタロトもどうように好きなスキルを使用し、自分が出せる最高の最終攻撃力を出してください。 アスタロト:おお、いいのですか! GM:さらにそこにミュラーの援護スキルも入ります。 これらの合計が「フィル側の最終攻撃力」となります。 という事で、まずはそちらの演出や攻撃力の算出をお願いします。 アスタロト:ではお先に失礼します。 「……殿下、ライラ、お母さん、イオリにフィー、そして皆…… 絶対に、私たちが、この手で守って見せます!」 そう言うと、アスタロトの紅い瞳がさらに深く、妖しく輝いていく…【神眼】発動。 「――撃ちますよ、お願いしますっ!」 ダメージ、208点。 GM:では先にミュラーも攻撃を算出しておきましょう。 彼の本来の戦術は暗殺であり、真っ向からの戦闘においては分はない。 だが、自らが信じる主のために彼は己の暗器たる鎌に持てる全ての力、イデアを込め放つ。 彼が出した攻撃力は68点。現在276点。 クフィル:まず自前のマイナーとメジャーで光の刃を生成。 合計本数102本。 ライラ:「ここは人ならぬ身らしく、私にしか出来ない仕事をしましょうか」 【文書:一般処理 蒼粒子の高密度制御を開始】 ライラの瞳に光。衣装の下から溢れる粒子の量が跳ね上がる。 【文書:一般処理 制御イメージ:薬室】 粒子が空中に形作る、巨大な円筒。 【文書:一般処理 コマンド《守護陣》を限定発動 誘導プログラムのリアルタイム演算を開始】 そこへ、先の二人が放った攻撃を誘導して放り込み、円筒の上下を閉じて圧縮。裂帛の気合の載った弾丸は 斬撃は、ともすればライラの制御を離れて暴発しそう。それを強引に抑えこみつつ、さらなるプログラムを展開する。 【文書:一般処理 制御イメージ:砲身】 先の円筒構造体を取り巻くように円筒を作成。 【文書:注意 演算負荷、規定値を超過】 瞳の裏のエラーメッセージを無言で黙殺、暴れ狂う大魚を抑えつけるように 爆発しそうな闘気の塊を頭上の星宝へ指向。 「昔から……要塞相手には飛び道具と相場が決まっていまして」 【文書:注意 演算系 蓄積負荷25%】 「とはいえ、わたしは砲身の管理で手一杯です……。殿下、引き金は、お任せします……!!」 という演出のターンアップ→殿下(長々ごめんね! クフィル:「ここまでやって貰って負けちゃあ、男が廃るな」 【光刃の千突(エペ・ルーチェ)】起動 光刃を分解し再構成開始――生成完了。光の刃は弾頭に。 【紅蓮獅子(オリフラム・レオ)】起動 弾丸への属性付与を承認――完了 決して消える事の無い永劫の炎を弾丸に込める。 【空間飛翔(ベクトル・グライダー)】起動 銃弾の更なる加速を要請――承認 空間飛翔の術式を展開――構成完了 同時に3つの星宝を起動し、その能力を発揮していく。 これがファルナスより受け継いだ【漆黒の呪印(ベリル=ベリア)】の力。 そしてこれまで出会ってきた友との絆の力。 ダメージロールに<ソードダンス>と<緋翼の紋章>も乗せる。ダメージは300発。 GM:了解。では、クフィルが放ったその攻撃に更なる黄金が加わる。 クフィル:おぉ!? GM:そう、これまでの軌跡、これまでの道のり、そして友を思うならば 決して外れてはいけない、君の隣にいるべき存在がいるのだから。 「――最後くらいは手伝わせてもらうよ、フィル」 クフィル:「――待ってたに決まってんだろ、レイ」 GM:そう、黄金の剣を持ったレイルが城より飛び出し 遥か天空に存在する神の瞳目掛け、攻撃を放つ君と共に駆け出す。 「ああ、じゃあ、決めようか!フィル!」 クフィル:「行くぜッ!!レイ!!」 GM:そして、黄金の太刀筋が今、ここに加わる。レイルの攻撃値は132点。合計808点。 これに対し、べネトナシュが持つ神の瞳の攻撃は―― <神光の解放> タイミング:メジャー 対象:任意 射程:視界 消費精神:− <スキル:神の瞳専用> 任意の対象に[絶対命中]の[攻撃値:500]の攻撃を行う。 この攻撃後、神の瞳はシナリオ終了時まで使用不可能となる。 GM:510点。すなわち――そちらの勝利です。 君達の絆が合わさった一撃は遥か天空に存在する神の瞳が放つ究極の殲滅の光を打ち砕く。 そして、それを駆けるクフィルに一つの想いが伝わってくる。 それは、ある男の過去。 その男は星蝕が存在する以前より世界に存在した。 本来、デミウルゴスとは星蝕によってしか生まれない異物。 決して自然発生などはしない、人工的な種族。 だが、その男は神が降りた以前より存在し、人の中に生まれ、己一人と言う種族のみで完結していた。 そう、それは星王が世界に降り立つ以前より、始めて世界で生まれた純粋種のデミウルゴス。 それがベネトナシュという名の男であった。 己以外の同種を持たず、ただ無為なる日々を過ごす記憶。 だがそこへ、彼を救った神が現れた。 それは本来なら世界を侵食するだけの侵略の神に過ぎなかった。 だが、それでもその神が生み出した星蝕と、そこから生まれた自分と同じ初めての同種達と出会い 彼は永劫の孤独から救済される。 自身と同じ存在を生み出してくれた神。 同種を持たず一人きりだった己を拾い、傍に置いた絶対なる存在との邂逅。 そして、その神が語ったデミウルゴスの為の世界。 この時からは、生まれて初めて自身という種族に誇りと価値を見出した。 故に彼は忠節を、己の心を、全てを捧げた。 己一人しか存在しなかった世界に、住むべき場所と同種を生み出し、世界を与えてくれた存在に。 その身と命と誇りを捧げようと―― それこそが彼の、ベネトナシュというデミウルゴスが持つ誇りそのものであった。 GM:そんな記憶がクフィルの脳内に断片的に流れ、そして同時に取得取得判定です! 【神の瞳(デウス・サイクロプス)】の取得は14以上。2D10で14以上を出してくださいませ。 クフィル:うぉ!ここでか!2D10 → 8 + 9 = 17 出したぜ! GM:では、君とレイルの二人の渾身の一撃は神の瞳を打ち砕く。 打ち砕いた瞬間、クフィルの身体には地表へと落ちていく神の瞳の記憶がまるで流れ込んでくるようだった。 かつてべネトナシュというデミウルゴスが神イシュタルの下、この星宝を扱い、そして戦い抜いた記憶。 それが鮮明に紋様として、クフィルの身体に刻まれる。 クフィル:ベネトの生き様を心に刻んだぜ 星宝:【神の瞳(デウス・サイクロプス)】 形態:武装型 ランク:A 取得D:14以上 タイミング:メジャー 対象:− 射程:− 天を覆うほどの巨大な瞳の如き空中要塞兵器を呼び出す。 この星宝の召喚を行った際、<神光の解放>を自分のターンで使用する事が出来る。 <神光の解放> タイミング:メジャー 対象:任意 射程:視界 消費精神:− <スキル:神の瞳専用> 任意の対象に[絶対命中]の[攻撃値:500]の攻撃を行う。 この攻撃後、神の瞳はシナリオ終了時まで使用不可能となる。 GM:では、これらを取得お願いします。ちなみに神の瞳を呼び出すのにメジャー さらに神光を打つのにメジャーという二回行動しないと真価を発揮できない光刃みたいな星宝ですね。 ライラ:《電池》ライラ「呼ばれた気がした」 GM:そして、地に降り立った君とレイルをべネトナシュは静かに称える。 「――見事、私の敗北だ」 見ると彼の口元からは血が流れ、神の瞳とのリンクが成されていたのか、少なからずダメージが見える。 「…どうやら、お前達でなら、可能性があるようだな。奴を――アケルナルを倒せる可能性が」 クフィル:「あぁ、そのつもりさ」 GM:君のその返答に満足がいったのか、彼は宣言する。 「ならば、見事それを果たしてみせよ」 クフィル:「――ベネトナシュ」 GM(べネトナシュ):「…なんだ」 クフィル:「またいつの日か、お前が真に仕えるべき主を見つけたら――また、闘ろうぜ」 GM:君のその言葉にたいし、彼はまるで予想だにしていなかったのかフッ――と笑みを浮かべる。 「よかろう、ならば、その時が来れば私も我が全力を持ってお前と、いや、お前の魂を受け継ぐ者と戦おう」 果たしてそうなることが有り得るのかどうか、べネトナシュ自身、確信は無かった。 だが、不思議とこの時、彼はどこかで感じていた。 いつか、“この男(魂)”とまた戦う日が訪れるだろうと――。 |