第四十七章「獅子達の戦場」
◆ミドルシーン7 〜獅子達の戦場〜
GM(ガイアス):「はーっはっはっはっ!おいおい!こりゃあ、いい的じゃねぇか!はっはっはっはっ!!」
言って戦場の獅子は己の右腕に収まった全長2mは越す巨銃を城へ向け、何発も放っていた。
それを静かに隣にいるべネトナシュは静観している。

ミシュラ:(うわっKAMASEっぽい(笑)

GM:(ガイアス「なんか言ったか?」

ライラ:一般兵「うわーもうだめだー」

ミシュラ:警備兵「ち、畜生…!もうおしまいだあ…っ」

クフィル:一般兵B「助けて!助けてー!!うわー」

アスタロト:一般兵C「おかあさーん!」

GM(ガイアス):「おいおい、この星宝すげぇぜぇ!さすが神様から直に渡された星宝様さまだぜぇ!!」
ガイアスはまるで花火でも打つように上機嫌で巨銃を続けて撃っている。
いいから、さっさと出て来いPC共(笑)

クフィル:じゃあその砲弾のうち一つが真っ二つになる。他は任せた。

GM(ガイアス):「…あ?」
自らが撃った星宝の一撃が砕かれ、ガイアスは一瞬、そんな呆けた声を出す。

アスタロト:やめろと言ってやめるような相手じゃないと思うので、
ガイアスめがけて弾丸を撃ち込みます。

ライラ:あとはアストが残りの弾丸を撃ち落として
ライラが爆風を防御すれば完璧とか思ってたらアストは案外血の気が多かったでござる
あわてて他の弾丸を防御防御。

GM(ガイアス):「…おっと、ようやくお出ましか」
言ってガイアスは自らに向けられた弾丸をその腕の星宝で防御する。
「よぉ、久しぶりだなぁ、王国の王子様、名前はなんて言ったけかなぁ?」
 
クフィル:「…誰だ?」目の前の男を指差してアストとライラに。

アスタロト:「えっと、悪人ですね」

GM(ガイアス):「おい、てめぇ!ふざけてるのか!帝城でいっぺん会っただろうが!
七将王のガイアス=ブレガーだ!ってか、アスタロト、帝国人ならてめぇは知ってるだろうが!」

ライラ:「あれこれと捲し立ててはいますが、所謂ところの三下というやつかと思われます」

アスタロト:「うるさいです!なんてことするんですか!いくら同じ国の者とは言え、許しませんから!」

クフィル:「ふむ…大変申し訳無いんだが記憶にございません(ガチャピーン」

GM(ガイアス):「うるせぇ!オレ様を無視したあげく、誰呼ばわりして三下だと!
てめぇら全員この場で潰してやるよぉ!!」
言って吼えるガイアスとは対極的にただ一人の男はただ静かに君達を見据え、一歩前に出る。
「…私は貴様らと会うのは初めてだな。自己紹介しておこう、我が名はべネトナシュ。
かつては機関のオグドアス2を戴いた“大きい棺台の長”と呼ばれる者だ」

クフィル:「お初にお目にかかる。ヴァーレンハイトが王子、クフィルだ」

GM(べネトナシュ):「ああ、聞いている。実のところお前と会うのは楽しみにしていた人間…いや、クフィル」

ミシュラ:(ガイアス「おひっ…おいいっ!?オレ様とずいぶん反応ちげえじゃねえか!?
ふごっ!!ふしゅるうっ!?」鼻息荒く、男はそう言った)

GM(べネトナシュ):「お前の事は機関にいた頃から聞いていた。
そして今や我が神アケルナル様も目をかけている存在だからな。
それから、貴様は久しぶりだな、人間」
言ってべネトナシュはクフィルの背後、クフィルを護るかのように存在した影のような男に話しかける。
それはクフィルを忠臣にして影“処刑人”ミュラー。
「それが貴様の仕えるべき者か、人間」

「………」

べネトナシュの問いに答えず、ミュラーはただ黙して肯定する。

GM(べネトネナシュ):「…そうか」
その様に納得したようにべネトナシュは呟く。
「すでに我らがここに来た以上、その目的は知れていよう。この地に存在する全ての存在の抹消。
最も、我らに付き従うなら、それは放免するが、貴様らが従うわけもあるまいな」
言ってべネトナシュは構える。

クフィル:「あぁ、当然だな」
他の二人にも目をやる。

GM(べネトナシュ):「ならば来るがいい。貴様達の実力を、アケルナル様すら、目をかける実力を私に見せてみろ」
と、ここでミュラーはクフィルに対して耳打ちをする。
「…フィル様。あのべネトナシュというデミウルゴスはかなりのつわものです。
私ですら一対一の戦いでは圧倒されました。故、この戦い、私も加勢をお許しください」
言ってミュラーは自らの主の許しを請う。

クフィル:ここでミュラーの加勢か!

アスタロト:心強い!

クフィル:「ミュラー…頼む。俺と共にその刃を振るってくれ。友としてッ!」

GM(ミュラー):「――ええ、勿論です」
言って彼はその愛鎌を振るう。それはこれまでにない純粋な主への奉仕への想いを込めて。
「ひゃーひゃひゃひゃひゃ!おいおい!ミュラー、てめぇも参戦かー!これで七将王VS七将王も実現だなぁー!」

ミュラー:(……誰だっけ、あれ)

クフィル:ですよねー(笑)

そうして、今まさに新世界の大地にてかつてない激戦が幕を開ける――!

◆   ◆   ◆

一方で、城の守りの為、場内を走るミシュラ。
だが、その行く手に不気味な気配が広がる。
この先にいる誰か、それと相対してはいけないという不気味な予感――。

ミシュラ:「あの強襲が陽動だとしたら、どこかに敵が居るはずだ…!」
そんな事を考えながらも、星宝の力を用いて城内を駆ける。
「…っ!!」
居た。この気配―【ここから先に進んではいけない】と、心が警鐘を鳴らし続ける。

GM:だが、その警鐘に従う前に君はその人物と相対する。
「――久しぶりだな、ミシュラ」
闇の奥、気配を消し、そこから現れた人物に君は目を疑った。
その外見は異なるものの、被っている“仮面”
かもち出す雰囲気、なによりも彼独特の魂――それは紛れもなく、あの日、死んだと思っていた仲間。

ミシュラ:「……まさか 生きていたの!?」
喜ぶべき事なのだろう。
しかし、この場から即座に離れれば危険だという予感は収まらない。
「がっちー!」
手にもった槍を落とす。目の前に彼が居ることがいまだに信じられない。

GM(ガドフリート):「……ああ、生きていた。いや、それは少々違うな。
今のオレは生かされているに過ぎない、この器に、そしてあの男に――我が神、アケルナル様に」
そう、君の目の前に立つ男。君の戦友であったはずのガドフリート=アイオニアスは言った。
あの共に神に対し反逆し、共に戦ったはずの仲間がそんな信じられないような台詞を。

ミシュラ:「……アケルナルに魂を売ったのか」
ルナっちが聞いたらどう思うだろう。……否、あの子だったら喜んだかもしれない。
そんな思いが心の中で暴れ回る。

GM:喜ぶに決まってるだろうが(笑)

ミシュラ:だよね(笑)

GM:だが、ガドフリートは君へのその問いには答えず、別のことを口にする。
「ミシュラよ、お前の星宝Sランクに到達したようだな。
正直、驚いたぞ。世界に五つしか存在しないはずの最高位のランクにお前が到達するとは」

ミシュラ:「…うん。皆のお陰で。がっちーのお陰でもあるんだ」
ガドフリートが居なければ死んでいた場面も何度かあった。
この、目の前の男に、自分はどれほどの命を貰えたというのだろう。
考えても答は得られない。

GM(ガドフリート):「そうか…ならば皮肉なものだな。
その助けとなったオレが、この手でその星宝を持つお前を仕留める事になるとは」
言ってガドフリートは構える。同時に彼が被った仮面に異常な力が放出され始める。

ミシュラ:「がっちー…」
会えて嬉しい、という気持ちは本物だ。
「もう、味方にはなれないの?」
機関に居たあの時、いままでずっと仲間だった人々との別れを何度も経験してきた。
数百年一緒に戦ってきたエルナト。厳しくも時に優しかったプロパテールの皆。
そんな友との別れを今、再び経験する事になるなんて。拳を握り締め、彼に問う。

GM(ガドフリート):「――それは無理だな、オレは理解したんだよ、ミシュラ。
我ら神人たるデミウルゴスと、そして人間は決して相容れない、結ばれない運命だと」

ミシュラ:(「ルナっちマジ…ルナっち…!」(ブルブル)

GM(ガドフリート):「さぁ、始めようかミシュラ。
この世でお前の星宝を含め六つしか存在しないSランクの星宝。
その星宝同士によるかつてない戦いの幕開けを――」

ミシュラ:「……」
無言で構える。もはや言葉は通らない。ならば。
「―ぶん殴って目ー覚ましてあげるよがっちー。あいにく、人間とデミウルゴスに関しては僕の方に分があるぜ」
そうだ。ぶん殴ってでも止めてやる。敬愛していたこの男の為ならば。

そうして、かつて友同士であった両者が今、激突をする――。

GM:では、このままミシュラの戦闘シーンを行います!セットアップ&行動値の宣言どうぞ!
ちなみにガーディはセットアップはなく、行動値は88です。

ミシュラ:うっおはっやっっ

GM:相手はプロパテールだぜ。

ミシュラ:流石すぎる。がっちーの能力に勝つ為には、最初から全力で行くしか無い。
元より慢心も勝利の確信もありえないのだから
「……【超越神速(ヘリオス・ソニック)】!!」
神速の世界に唯、身を任せ一撃を叩き込むのみ。
<超音速>使用でダイス目は28の倍で56!
行動値119!<超越行動>が発動します。
<アクセラレーション>も同時発動の、合計4回行動!
ここまでやらないとがっちーには プロパテールには一撃も届くまい。

GM:さすが神をも越すスピードを有するSランク星宝の持ち主ミシュラだぜ。
では、ミシュラから先に行動どうぞ。

ミシュラ:それをどう倒してくるかが楽しみで仕方なかったよ!(笑)
<光粒子移動>使用。ラストのアクセラの直前の行動まで、
特別な事が何もなければ3タメします。
光粒子の世界に入門した人物など、旧世界の英雄の中にもそうは居るまい。
相対するプロパテールの持つ能力は正に「この世の全てにも匹敵しうる」だけの力。
ならば。ならばどうする。
触れる事すら叶わない速度をさらに高め、友であった相対者に叫ぶ。
「さあ!どうするがっちー!」

GM(ガーディ):「…ほぉ、見事だな、ミシュラ。
確かに、その光粒子体となったお前を捕らえることなど、神ですら容易ではなかろう。
だが、決して不可能ということはない。この世界の数多ある歴史において
お前のそうした力を打ち消す能力は過去にいくつも存在したと知るがいい」

<ディスアペア> タイミング:瞬間 対象:単体 射程:視界 消費精神:7 取得レベル:2
対象が放ったあらゆる特技(地脈・天術などを含む)を無力化できる。一シナリオ一回使用。

GM:まず行動値119で使用した光粒子を打ち消します。
これにより行動値69値までは光粒子化できずにガラ空き、そして行動値88のガーディの攻撃は通る計算ですね(笑)

ミシュラ:「……っ!」星宝の力がかき消され、ガドフリートの前で隙を晒す。
「…流石…と言いたいところだけどまだ当てられた訳じゃないよっ!」
即座に来るであろうガドフリートの攻撃に備え、体を強引に捻り体勢を立て直す。

GM(ガーディ):「さて、それはどうかな?お前も覚えているはずであろうミシュラ。
オレ達、プロパテール種にはプロパテール種のみに扱える特殊な技が存在すると。
そしてそれは星宝クラスにも匹敵する威力を持っていると」
言って、ガーディの手に集うのは神の嵐!

<ケルヴィムラファーガ> タイミング:メジャー 対象:任意 射程:視界 消費精神:−
指定する任意の対象へ即座に絶対命中の10D10(ジャッジとして扱いません)によるダメージを与える。
このダメージに対し、対象は抵抗値(ジャッジは不可)のみで防御する事ができる。

ミシュラ:(あっ これ死ぬよね!?死ぬ!!w)

GM:攻撃54点!抵抗値のみで(笑)

ミシュラ:しつもーん!FPは今のところやっぱり0ですよね!

GM:あたりまえだぜ(笑) そこまで準備満タンにさせるかよ(笑)
ミシュラってHPは低かったよね?どう致命傷?(笑)

ミシュラ:くぅ(笑)
絶対命中の神の嵐に対し、ダメージを最小限に抑えようとするが―
「ッ…ぐううう…っ」
抵抗値のみってそれ42通るじゃん!!
にゃんこHPわかってんの!?41だよっ!!?(ジタバタ
即死だわ!!!!!(笑)
肉袋のように血反吐を撒き散らしながら地面を転がる。
もう立てない。―強い。 まさか一撃も入れられないとは。
朦朧とする意識の中、槍を手にとろうとするも力が入らない。

GM:すげぇあっさりだけど、これはこれでいいかもしれないな(笑)
また再戦の機会があるだろうし、その時に全力はとっておこう。
では、斃れた君の下にガーディが近寄る。
「…ミシュラ。オレはもう戻れないところまで来た。今更、お前や…“フィル”の下へはいけない。
だが、お前は違う。ミシュラ、あいつの…フィルの力になってやってくれ」
それはどこか、君の知るガーディとも異なる“誰か別人のような雰囲気”を持ってガーディは言う。

ミシュラ:「……」
がっちー。違うんだ。きっと、今からでも変われる。そう信じている。
そんな思いも、血が絡んだ喉ではごぼごぼという不快な音となって外には出せない。
だから「……」こくん、と頷きを返し、ガーディに手を伸ばす。
行かないでくれ。友達だっただろう?そんな思いを目で訴えかけながら。

GM(ガーディ):「………」
そんな君の思惑や行動に対して、彼は何を思ったのだろう。
その表情や考えが読めない仮面の先で彼は、ただ静かに――
「…次にまみえる時が、オレとお前の、最後の時だ。
さらばだ、ミシュラ。星海にたたずむ神の居城でお前と、クフィルを待とう――」

そんな友の声を聞きながら、涙を浮かべた目をゆっくりと閉じ、ミシュラは意識を失った。

 
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