◆ミドルシーン4 〜時を駆ける〜
GM:あれから数ヶ月――君たちはナナリア、カールの下、時を駆けるべく星機器の製作に勤しみ そして、それは遂に完成をした。 ここまで長いようで短かったようだが、その結果として確かな物がこうして生まれた。 そして、それは星機器だけでなく、人間関係にも生まれているものがある。 「殿下、キリエ様、無事、星機器の完成が致しました」 その言葉を聞き、キリエはナナリアの頭に手を置き、ねぎらいの言葉を言う。 「ご苦労、よくやってくれた。カールもありがとう」 キリエのその言葉に対し、カールは笑みを浮かべ、僅かに頭を下げる。 クフィル:同じくナナリアの頭に手を置こうとしてたのに先にやられて困っているなう GM:(キリエ「お前の行動などお見通しだ」 クフィル:(ぐぬぬ GM(カール):「では早速、星機器の起動準備に取り掛かりましょう。皆様、私達の後を着いてきてください」 言ってカールとナナリアが先導するように歩き出す。 その途中、クフィルに対し、あのシェイドと名乗る人物が近寄ってくる。 「…クフィルさん、ちょっとよろしいでしょうか」 クフィル:「ん、どうかしたかい?」 GM(シェイド):「…貴方方が未来へ帰る前に伝えておかなければならない事がありまして。 クフィルさん。貴方方が言っていた、星の寿命が尽きると言う話ですが。 恐らく、その原因は……私にあります」 クフィル:「…どういう、事だい?」 GM(シェイド):「…話すより、見ていただける方が、早いでしょう」 言って、シェイドは君の手を取る。 瞬間、君は時空が歪むような現象に囚われる。 次に瞬間、まぶたを開けた先に広がった光景は、一面の花畑。 クフィル:「うぉ!」 GM:恐らく、地上にもこれほど綺麗で荘厳で、そして、美しい園はないだろうというほどの。 それはまさに天上の楽園と言うに相応しい世界。 「…ここが“揺り篭”と呼ばれる場所です。 この世界を支える神、エルドラシルが座する世界の中心ですね」 クフィル:「エルドラシル!?」 GM(シェイド):「まぁ、最も…これはかつて私が見た光景のビジョンに過ぎないのですがね…」 言ってシェイドはどこか悲しげに微笑みながら続ける。 君が花畑を見ていると、ある一箇所に目を奪われる。 それは天を突くほどの巨大な大樹、そこに座る一人の見覚えのある少女。 あの優しく儚げで、全てを包み込むような抱擁の女神、エルドラシル。 だが、見覚えのある姿はそれだけではなかった。 その少女、エルドラシルの前に立つ見知った男。 真紅の髪を持ち、漆黒のローブを見に纏う彼は、君が知っている―――― クフィル:「ファルナス…さん」 GM(シェイド):「…かつて、“私”は一つの大きな過ちを犯しました」 君がその名を呟くと同時に、シェイドは語り出す。 「世界を支える少女、エルドラシルに私は…どうしても会いたくなった。 理由はいくつか存在しました。世界を生み出しておきながら こんな場所で一人存在するだけの少女にぬくもりや人と接する喜びを与えたい。 “私の弟”が命や全てを投げ出して求めた存在を確かめたい、そんないくつかの理由が。 ですが…その為に、私は過ちを犯してしまいました」 言ってシェイドと名乗る人物は語る。かつて己が行った間違いの所業を。 「私は彼女を“人”として扱い、“人”としての感情を与えてしまった。 クフィルさん。世界を生み出す神の定義とは単一でなければならないのです」 それは言うならば、世界を想い、それをずっと変わらず抱き続ける事。 そこに不純物や余計な感情をはさむことは決してしてはいけない」 GM(シェイド):「…もう、ここまで言えば、分かりますよね…」 クフィル:「“理”か。故に人としての感情を知ってしまったエルドラシルは、か」 GM(シェイド):「…ええ、その通りです。 彼女が望んだのは“永劫”という理のみ。それ以外を彼女は知らなかった。 ですが、私は彼女に人としての生や喜び、日常を教えてしまった。 故に彼女は、世界の人々と接し、共に生きたい、共に同じものを感じたいと次第に想うようになった。 そうして彼女の“理”にひびが入りだした。だから、世界への寿命を作った最初の切欠は……私なのです」 言って、眼前のビジョンが霞みだす。 次に映ったのは、先程と同じ世界、だがそこにいるのは少女だけであり、真紅の青年の姿はどこにもない。 「気づいたときには、もう手遅れだったのでしょうね…。 私は彼女の前から去り、二度と接する事はしませんでした」 クフィル:(それがさらに「寂しさ」を教えたんだろうな GM(シェイド):「ですが、貴方方の話を聞けば、どうやら彼女は 私がいなくなってからの無限の時間の中に孤独と寂しさを覚えたのでしょう…」 そう、それはクフィルが心の中で思った通りに。 「結果として、その行為すら、彼女の理を崩壊させる要因にすらなってしまった」 クフィル:「一度でも人との繋がりを知ってしまったから。知らなければ孤独だと自覚する事もないからな」 GM(シェイド):「…結局私は一人の女性を愛し続け、それを貫く道も 彼女を一人の女性ではなくあくまでも世界として放置する道。そのどちらも選べなかった。 中途半端で見苦しい私の決断が、このような結末を生んでしまった。本当に…情けないかぎりですね…」 言ってシェイドは寂しく微笑む。そうして、クフィルは思い出す。 あの時、ファルナスが最後に君に言った言葉を―― 「私はそれを貫けなかったから、もし君が本気で愛し続ける選択をできるなら、それを応援したい」 GM:今になって、その言葉の重さが理解出来たような気がした。 クフィル:「(…つくづく重たいモン残してくれたなぁ」 GM:そうして、君が見ていたビジョンの世界はゆっくりと消え、もとの帝城の通路が現れる。 「…クフィルさん。今更、こんな事を言っても許されないでしょうが、本当に申し訳ありません。 もしも、私が貴方のいる未来にまで生きているのなら、その時に何かしらの恩返しが出来ればいいのですが」 と頼りなさ気に彼は微笑む。 クフィル:「シャイド…いや、“ファルナスさん”。俺はアンタを肯定するよ」 GM(シェイド):「…クフィルさん」 それは恐らく彼がずっと抱え続け、悩み続け、誰にも明かす事無く、そして墓にまで持って行こうとした罪。 クフィル:「だってよ、そんな子が居るって知ったら俺だってそうしてたさ。 だから、俺は、俺たちはアンタを許すよ」 GM:その罪の告白を受けて、知らせてなお、目の前の青年はそう言った。 それは彼が――世界の影となり贖罪を続ける男が心のどこかで求め、言われ続けたいと願った言葉。 「――ありがとう、ございます」 そっと…目には映らぬ、心の涙を流し、ファルナスは、君にそうお礼を言う。 クフィル:「――友だからな。アンタの気持ちも全部持ってく、そんで未来の世界で伝えてくるよ。必ず」 GM(シェイド):「…ならば、私は貴方が生きる世界が繋がるよう これからも世界を護り、その未来を続けて生きましょう。 いつか、遠い未来の世界、その遥か先で、再会出来るように――」 クフィル:「また、いつか」手を差し出す。 GM(シェイド):「その時は、今のような世界の影としてではなく、本来の名と姿 “ファルナス”として“貴方の友”となりましょう、クフィルさん」 差し出した手を握り 「ええ、またいつか」 そうして、握った手の感触を君もファルナスも忘れないようにと刻み付けた。 次にこの二人が再び手を握るとき、それこそが星の伝承記と呼ばれる物語の幕開けへと繋がる。 GM(シェイド):「…そうだ、最後にクフィルさん。貴方に伝えておきます。 世界の終焉、その寿命の終わりは誰にも止められないでしょう。 それはたとえ、世界神と称されるエルドラシルにおいても不可能です。 ですが、“新たな理”が誕生するなら、世界の存続は可能のはずです。 それはまさに奇跡の確率、起こりえぬ願望の妄想に過ぎませんが…」 クフィル:「奇跡を起こさないと世界が救えないなら、奇跡を起こすまでさ」 GM(シェイド):「…もしも、貴方の時代にエルドラシルに匹敵する単一思考の“理”を有する存在 “人神(アダムカドモン)”と呼ばれる存在がいれば、世界は存続できる可能性があります。 ですが、それはまさに奇跡の確率……なのですが、不思議ですね。貴方なら何とか出来そうな気がします」 「――未来を頼みましたよ、クフィルさん」 「――あぁ、必ず」 そうして、クフィルは歩き出す。 それは過去の信念と希望を背負い、未来を救済するために――。 GM(カール):「では、みなさん、その魔法陣の中にお入りください」 クフィルが来たところで、カールは君たち全員にそう言う。 それに従うように、レイル、キリエ、ナナリア、ミュラー達が陣の中へと入る。 無論、君たち三人も陣の中に入り、それを確認した、カールが告げる。 「…では、これで準備は完了です」 その瞬間、君達の陣の外側、外界を遮断するように強力な結界が張り巡らされる。 「皆さんに先に詫びておかなければならないことがあります。 ナナリア君と共に作業を進め、星機器の完成は出来ましたが、その途中で重大な要素が判明しました。 それは即ち、未来に送ることが出来るのは貴方方“数名”だけだということ。 そして、それを起動する為には、この星機器開発に携わった私かナナリア、どちらかが、ここに残り操作する事。 すでに私が果たすべきことは果たし終えました。後は皆様と、そちらのナナリア君の活躍に期待を致します」 GM:言ってカールはどこか満足気な表情で笑う。 クフィル:(ヒギィッ!予想はしてたけどよおおおおおおおおおお GM:それを聞き終えキリエは「カール…、この…馬鹿者、が…」とうつむき、声を漏らす。 アスタロト:「カール様!」と魔方陣の中から叫ぶ。 ライラ:(やっぱりこーなるのねー…) GM(カール):「アスタロト。お前はもう立派な騎士だ。 レクトル様のご意志や想いを君でなら、立派に継承できる。 …我々の分まで、未来での活躍を祈っているぞ」 アスタロト:「どうか…ご無事で…!」頬を一筋の涙が伝う。 GM:カールの後ろにはこの城と共に飛ばされ、君たちと協力し、君達の仲間でもあった王国 帝国兵の皆さんが起立して見送りをしてくれている。 クフィル:「皆、ありがとう」 深々と頭を下げる。 ライラ:無言で敬礼しています。 クフィル:「世界を、そして未来を救ってくる。必ずだ」 GM(カール):「――ええ、ご武運を」 そのカールの宣言と同時に、次元移動の星機器は発動する。 瞬間、世界が眩く輝いた。やがてその輝きが未来での大きな変革を生むことを この時代に生きた者達の中で知るものは、ほんのわずかであった。 「…よろしかったのですか、この時代に残ることになって」 「まぁ、致し方あるまい。それに我らにはまだこの時代で行うべき役割がある」 残ったカールに対しシェイドがそのように声をかけ それに対しカールはこの時代の文化と自分たちが持つ文化との大きな違いを指摘する。 「我らの時代の兵器や技術、これらがこの時代の者達にわたれば、それは混乱や無用な争いを生む。 故に我らは残る生涯をかけて、我らが持ち込んだ、文化そして技術を封印、抹消せねばならぬ」 「…しかし、都市ひとつともなると容易な隠蔽はできませんね。 すでにいくつかの国がここでの異変に気づき、兵をお送りするでしょう」 「なに、それまでには何らかの対処法を見つけるとしよう。卿も手伝ってくれるようだからな」 「ええ、出来うる限りはさせていただきます。彼のクフィルがいる未来の世界を繋ぐ為に――」 後に、この時代に現れた謎の文明の技術と知識、そしてその武器や兵器は後にこう呼ばれるようになる。 遥か遠く、星の世界から渡ってきた住民たちによる遺産、即ち――“星の民”の遺産と。 ◆ミドルシーン4終了 クフィル:(そこで繋がるのか! GM:(実は未来からの技術でしたというオチでした(笑) アスタロト:(凄い展開だ… ◆ミドルシーン5 〜新たなる世界〜 ――2000年後。新世界カナン大陸にて GM(???):「ミシュラ、いる?」 そう言って“君”の部屋に一人の少女が入ってくる。 ミシュラ:「うん、かっちゃん どうしたの?」(←突如として現れるミシュラのPL) そう、少女に言葉を返す。 ライラ:!? クフィル:ぶ(笑) アスタロト:ミシュラさんとは…外伝にお名前のあった? クフィル:外伝の主人公です GM:です。サプライズで出演してもらうことになりました(笑) ミシュラ:僕だよ ライラ:サプライズにもほどがあるわ! ここで実際にミシュラのプレイヤーでもあるねおしのさんに出演をお願いし 星伝メンバーと一緒に卓を並んでもらうこととなった。 なお星伝メンバーには何の前情報もなく、いきなりミシュラ(ねおしの)さんの 登場でとてもサプライズだったようです(笑) GM:まあ、とにかく続けますね(笑) 今はミシュラ視点のシーンですが、すぐに君たちのシーンにも移りますので。 「うん、それがあの…気になる事が起こって」 カストル。君にとって大事な人物であり、かつて命を掛けて守り抜いた少女はそう、不安げな表情で君に言う。 ミシュラ:「気になること…」 ここしばらくの間、忙しくはあったが充実した日が続いていた。一体何があったと言うのだろう 「詳しく聞かせて、かっちゃん」 そう言い、彼女の近くに行こう。 GM(カストル):「実は、つい数時間前にここから南の森ですごいエネルギーの感知が確認されたの。 まだ、断定は出来ないんだけど、恐らく…」 ミシュラ:(ベジータ「悟空の気だ」) GM(???):「何者かが、この世界に侵入してきた、という事ですね」 カストルの言葉を継ぐように、一人の青年が君達の部屋に入ってくる。 それは2年前、“この世界”に渡ってきた君とカストルを快く迎え入れ、この城に住まわせてくれた人、スフィル。 ミシュラ:侵入。あの時の、僕等のように この世界に再び降り立った人が居るというのか。 「敵対的じゃないといいんだけど…」 そう言って、不安な思いを振り払うようにスフィルとカストルに笑ってみせる。 「行ってみよう」 GM(スフィル):「お願いします、まずは彼らが敵か味方か、その区別をして 敵でなければ、この城までご案内してください」 ミシュラ:「わかった!紅茶とお菓子用意しておいてね!」 警戒する思いが無いといえば嘘になる。だが、この見知らぬ世界に渡ってきた人は きっと不安を胸にいだいているに違いない。以前の僕等のように、ならば。 「きっと友達になれるよ。大丈夫」 親指を立てて、もう一方の手でカストルをひっぱっていくよ GM:では、カストルもまた、君の手を握り返し、微笑みながらついていく。 「…友達になれるといいね」 そう微笑を浮かべながら、彼女もまたミシュラと同じ考えを口にした。 GM:一方――瞳を開き、君達が見たのは“見たことの無い景色” それは君達が知る、どの光景とは異なる風景。 緑や木々、あふれる鳥や虫や、それら自然の景色。 それら全て、君達の知るベルシェルス大陸にはないものばかり。 ライラ:飛んできた蝶々を目で追っかけています アスタロト:驚きに目を見張って周囲の光景を見回します GM:言うなれば“竹”と呼ばれる見たことの無い木々が存在し、見たことのない動物達がそこにはいた。 ベルシェルス大陸にもこれほどの美しい自然などは存在しないだろう。 クフィル:「(郷の風景に似てるが…むぅ」 GM(レイル):「ここは…まさか、また別の時代に来た、なんてことはないよね…?」 ミシュラ:(竹から連想して、もう竹林の中をパンダが闊歩してる異国ワールドしか想像できなく GM:ああ、パンダなる異生物も歩いてるね(笑)フィルたちからすれば「なんぞあれ」状態(笑) クフィル:「何だあの白黒のクマみたいな動物」 アスタロト:「まさか私たちが過去に飛ばされたせいで、生態系が狂ってしまったのでは…」 ライラ:パンダを発見したライラは、なにやら得も言われぬ高揚感に包まれています。 こんなの初めてです。hsh……ハッ GM(レイル):「こ、こら、ライラ、見たことのない生き物だからってすぐに捕まえようとしないの」 苦笑を浮かべながら、首根っこ押さえて(笑) ライラ:「【表記不能】」 首根っこを捕まえられたのでへんな声が出ます クフィル:「捕まえようぜ!!(ダダッ」 アスタロト:「ちょ、ちょっと皆さん落ち着いて!」 GM(キリエ):「…落ち着け、貴様」 とフィルの首下に剣を(笑) クフィル:「(・´ω`・)」 GM:と、君たちが疑問符を浮かべていると、不意に君たちにかかる少年の声がある。 ミシュラ:「…!侵入者が…!」 パンダを捕縛しようとしている。あの、パンダをだぞ…?神聖なる動物、パンダ。 聖獣とも恐れられ、白黒のその体を拝んだ者には永遠の幸福が訪れるというあのパンダ。 「待って!パンダに手を出すことは許せないよ!」 GM:ワロタ(笑) ライラ:ぷらぷらしながらそっちを見遣ります アスタロト:まさかパンダで決裂するとは GM(レイル):「え、あ、いや、ぼ、僕はちが…!」 思わずレイルもうろたえながら、そちらを見る。 ミシュラ:パンダはこの国の法。外法には外法を…と、思ったが、まずは冷静にいこう。 武器は出さずに、少しだけ警戒心を漂わせつつ聞くよ。 「君たちは…どこから来たの?」 GM:そこにいたのは一組の男女。 一人は真紅の服を身に纏った少女(つーか、あれどうみても機関の制服ry) そして、もう一人は、どこかクフィルと同じ主人公としての風格を秘めたひと懐こそうな少年。 ミシュラ:その少女の手を引いて、いかにも仲間だよ、って立ち位置で居ようと思います(*‘ω‘ *) ライラ:レイルの手を振り払って彼らの正面に立ちふさがるのと同時に盾を構えていますが GN粒子(仮称)は蒔かないでおきましょう。 アスタロト:銃を手に取りますが相手に向けるかどうか迷い、とりあえず身構えるだけにしておきます GM(レイル):「えっと、僕達はその…フィル、ここは君が説明してやってよ」 と親友はなぜか、フィルに(見せ場を)振る。 クフィル:「アンタ達は…機関の人間かい?」 確かに機関の服を着てはいるが…殺気も感じないので警戒もそんなにしない。 ミシュラ:「機関……」 懐かしい。数百年そこに居たというのに、ほんの数年前までは居たというのに もう、遠い昔の事のように感じる。 「いや、違うよ。」正確に言えば『そうだった』けれど。 目の前のこの男から殺気は感じられない。身に纏った余裕から、英雄としての風格を感じる。 クフィル:「そうか、すまないが…ここがどこか教えて貰えないか?」 目の前の男はきっと嘘をつけない人間だろうな、そう目を見て思った。 それに…アレだけ信頼されている人間が悪とは思えない。手ーつないでるもんねー(笑) ミシュラ:「ここはカナン大陸」 「新世界さ」 クフィル:(生暖かい視線 ライラ:(アタタカイ視線 ミシュラ:おそらくこの人々も、自分たちと同じ所から来たのだろう。 不安?は?感じて…ない?ように見える?けど うん、つれていこう。お屋敷につれていこう。 GM:その途方もない言葉に君たちはあっけに取られる。 だが後に、それが真実であり、それこそが君たちにとっての“希望”に繋がると この時はまだ、予想すら出来ずにいた――。 ◆GMシーン 〜神(THE GOD)X〜 遥か星空、世界を見渡し、見下すべき場所に存在する城にて座する一人の神がその光景を見ていた。 「…ほぉ」 彼、アケルナルは笑う。その者達の邂逅に。 「やはり、無事に戻ってきたか、クフィル。フフッ、それでこそだ、しかし… よもや、あのミシュラがまだ生きていたとは、そしてその両者が手を組むか。 面白い、これは実に面白い展開だ」 言ってアケルナルは物語の展開を楽しむように、続ける。 ミシュラ:(「僕もしかしてアルレシャパンチで死んだことになってましたか神サマの脳内で」 GM:(アケルナル「うん」即答 「ならば、それに見合った戯曲を私も披露しなければなるまい。 ――“器”の方はどうだ?」 言ってアケルナルは自分の目の前に傅く、その男に問う。 仮面をかぶり、傅くその男はただ静寂を持って答える。 「そうか。まぁ、そうであろうな。貴様に与えたその器は 全人類の中で最も強大なイデアを秘めた“男の肉体”だ」 目の前に傅く男に対しアケルナルはあくまでも神と威厳、態度を保ったまま続ける。 「貴様が私に傅く際に、貴様が言っていた願いについては必ずかなえよう。 かつて、君が救いたいと願い無様に死した一人の少女。その少女が願った人間のいないデミウルゴスだけの世界。 それを叶えてやるためにも、私のために働いてもらおうか」 言ってアケルナルは宣言する。今や己の右腕、神の右腕となった男の名を。 「さぁ、行くがいい。我が片腕ガドフリート=アイオニアス。 クフィルとミシュラに“再会”の挨拶をしてやるがいい」 ミシュラ:がっちー!?がっちー おまっ クフィル:ヒューッ! その言葉に応えるように、その男は立ち上がる。 「…ミシュラよ、お前との再会は久方ぶりになるな。 そして、クフィル。あの時、砕けたお前の信念、道が今はどこに続いているのか見せてもらおう。 ――オレの“器”もまた、それを見たいと望んでいるようだからな」 今、物語は最終決戦に向け、最後の戯曲を奏で始める。 ◆GMシーン 〜神(THE GOD)X〜終了 ミシュラ:(ミシュラ「記憶がある!やった!説得のチャンス!」 カストル「どう説得するの?」 ミシュラ「え、えっと…ルナっちとの事とか…」 カストル「あっ ガーディのソウルジェムがにごっていく」 ミシュラ「わあああストップ」) GM:次からはいよいよミシュラも星の伝承記本編に正式参加してもらう予定です(笑) ミシュラ:ガーディの純愛っぷりに僕、涙。 悪堕ちしてるー(ゴロンゴロン GM:全部、ルナとかいう奴のせいです(笑) |