第三十九章「最強の敵」
◆幕間シーン〜あの世の先からの電波〜
GM(レイル):「あ、そうだ、クフィル。
来る途中、ナナリアちゃんが死に掛けていたから介抱しておいたよ(あっさり今頃)」

クフィル:「ブーーーッ!!!!!!先に言えよA☆I☆BOーーーー!!!!」

ライラ:そういえばナナリア死にかけてたな(汗)

GM(レイル):「と、とりあえず、傷は塞いだから大丈夫だよ。誰にやられたかは知らないけど…(笑)」

クフィル:「『俺の』ナナリアに…!!そいつは俺が直々にぶっ潰す!」

GM(天のイーグル):「……え、ちょ、殿下……その発言、ちょっと……」

クフィル:「お前は死んでるんだから!シッシッ!」

GM(天のイーグル):「ひでぇ」

クフィル:「嘘だって(笑)」

GM(天のイーグル):「ちょっと傷つきましたで候」

クフィル:「寝取り属性は無いから安心しろ(笑)」

GM(天のイーグル):「安心して成仏してきますで候」

クフィル:「(…計画通り…!)」

GM:おい(笑)


◆クライマックスシーン2 〜星蝕〜
GM:オグドアスag絆の定義者”ヌンキを打ち倒した君達。
そしてレイルとも合流を果たし、今ここに四つの欠片までも集結していた。
そんな君達の戦いが終わると同時に背後から聞こえる音。

“ぱちぱちぱち”

GM:それは何者かの賞賛による拍手の音。
後ろを振り向けばそこにたのは十字の傷を顔に刻まれた真紅のコートの男。
ライラだけはこの男が誰であるかは問うまでもなく分かっていた。
「よぉ、ライラ。どうやら力完全に取り戻したようやな。
と言うよりも進化したというところか?まぁ、どっちにしろ大したもんや」
その胸に「1」の数字を掲げたかつてのオグドアス1アルタイルがそこにいた。

ライラ:「……どなたでしたっけ?」

GM(アルタイル):「おいおい、その反応だけは、いい加減勘弁して欲しいわー。
まぁ、ええわ。そっちの三人は初見やな、欠片の継承者のクフィルにアスタロト、レイルやろ?
ワイはアルタイル。まぁ、少し前までは機関のオグドアス1やった者や」
そう見下す感じも敵対する感じも見せず、あくまで対等な感覚で彼は話す。

ライラ:「その元No.1が何の御用です? 旧交を温めに来たというようには見受けられませんが」

GM(アルタイル):「いやなー、実は少し前に機関本部の星王殿に戻ったんやけど、びびったでー。
機関本部が消滅しとったからなー。あれ、お前らがやったんか?」

クフィル:「違う。やったのはガドフリードと言うプロパテールNo.だ」

GM(アルタイル):「へぇ〜、ガドフリートが。それは驚きやな、あいつ生きてたんか〜」

クフィル:「つーかよ、あんな事出来るならとっくに俺達が勝ってるだろ?」

ライラ:「ミシアンで、あんな醜態をさらすこともありませんでしたね」
と後に続くか。

GM(アルタイル):「んー、まぁ確かにそうやな。せやけど、お前らは欠片の継承者やし
それにワイの見たところ、お前らは皆、成長途中みたいやからな。
その成長が花を咲かせれば、もしかしたら、と思ってな」

アスタロト:「それって…褒め言葉、ととっていいんでしょうか」

GM(アルタイル):「まぁそやな、ワイは一応褒めてるつもりやでー」

クフィル:「そいつぁ素直に嬉しいな」 と笑っておく(笑)

GM:今までのデミウルゴスとは異なる雰囲気でどこが馴れ馴れしい感じで目の前の男は君達にそう言う。
「まぁ、とりあえず疑問は解けたわ。ほなら、機関はもうなくなったちゅー事やな。
いやー正直、ワイからしてみればそれはある意味助かったでー。
正直あの場所は、かたっ苦しくて昔から苦手やったからなー」

ライラ:「確かに“機関は”は崩壊しました。
ただもっとも、一部ではよからぬことを考えている連中がいるようですけれど」

GM(アルタイル):「さよか。まぁ、今のところワイには関係ないな。
そいつらがワイの邪魔やちょっかいをしてくるなら別やけどな。
ほなら、ここから先はワイはワイ個人の戦いをさせてもらうわ」
と言ってアルタイルはびしっとライラを指差す。
「ライラ、お前との決着。それだけは付けさせてもらうからな。まぁ、覚悟しときーや」

ライラ:ひょこっと肩をすくめて
「…あまり知名度があるというのも、困ったものです」
と小さく言おう。

クフィル:「ライラ大人気だな」

ライラ:「止してください殿下」と肩をいからせます。

GM(アルタイル):「まぁ、今はお前達も戦い終わって疲弊しとるし
まだこの場所でやる事があるんやろ。今日のところは宣戦布告してワイは退散させてもらうわ」

ライラ:「貴方の事ですから、この場で決着を…とか言い出すと思っていましたが。
存外に大人しいのですね、今回は」

GM(アルタイル):「そりゃ早いに越した事はないが、さっきも言うたやろ。
疲弊したお前と戦ってもしょうもないわ。戦いは相互が万全でこそ意味あるものやろ」
と言ってアルタイルは背を向けて歩き出すが、その途中で思い出したように君達の方へ振り返り
「ああ、そうや。一つ助言しといたるわ。この先に居る“天皇大帝”オグドアス3ミルファク。
奴と戦うなら気を引き締めた方がええで。オグドアスbフ上位三名、1から3に備わった星宝は
他のオグドアスとは比較にならんほど強力や。
特に奴の星宝は“ある意味お前達に取っては最も脅威”となりかねん」

ライラ:「…どういう意味です?」

GM(アルタイル):「まぁ、奴と対峙するならお前達の中にある“本当のそいつ”を信じることや。
目の前の奴の能力でなくてな」 と何やら意味深めいた事を君達に助言する。
「ほな、そう言うわけでな。ばいなら〜」

ライラ:「アルタイル」 去り際の背中に声をかけるお。

GM(アルタイル):「ん?なんや」 振り返る。

ライラ:「先の決着の件、一つだけ、私から条件があります」

GM(アルタイル):「おお、お前から話題振るなんて初めてやな。なんや言うてみ?」

ライラ:「わたしが勝った後、また今みたく張り付かれるのも面倒ですから…
負けた方が勝った方の言うことを聞くというペナルティでもつけようかと思うのです。いかがでしょう?」
これ提案であって条件じゃねーなとおもったがまなぁんとかなるだろう。

GM(アルタイル):「おお、面白そうやな。ええでその条件飲んだるわ!」
嬉々として受け入れてくれるエセ関西。

クフィル:キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

アスタロト:やったああ!関西系はノリがいいなぁ。

ライラ:「では、また逢う日まで壮健で。こちらに回復の暇を与えた事を後悔させて差し上げます」

GM(アルタイル):「そっちこそ、ワイが勝ったらちゃんとワイの言う事に従えよー、ライラ」
と楽しそうな表情を浮かべ、真紅のコートを羽織ったその男、アルタイルは姿を消した。

ライラ:ふぅ、これで今度こそライラのアッシーが出来たお…。

GM:まだそれを狙ってたのかよ(笑)

◆     ◆     ◆

GM:君達はアルタイルと別れ、目指すべき帝城の最下層
星蝕が封印されていると言う、その場所へと遂に辿りついた。
そこはかつて、アスタロトが真白の宝石を継承した“継承の間”。
その眼前まで来て、君達を前にレイルが言う。
「この奥に星蝕が封印された間が存在する。僕の聞いた話しではそうらしい。
…それにしてもさっきは戦闘中って事もあったけど」
言いながらレイルは久しぶりに再会した君達全員を見回す。
「皆、強くなったんだね。欠片を継承して、その力を全員引き出してるじゃないか」

ライラ:そもそも誰かから継承したわけではないのでビミョーな顔をしています。

GM(レイル):「ライラの場合は元から隠されていたみたいだからね。
むしろ、それを目覚めさせただけでも本当にすごいと思うよ」
と言ってなでなで。

ライラ:無言で俯きますがなでられるままにしています。

アスタロト:見覚えのある周りの景色を見渡したり、自分の欠片を見たりとそわそわしております。

GM(レイル):「…でも現状ここにある欠片は四つ、最後の一つは未だに敵の手の中…」
と呟き、その瞬間彼は何かを決意したような表情を浮かべる。
「…けれど世界の災厄、星蝕はこの先にある。いまある僕達の力で星蝕を滅ぼして
今度こそ僕達の手で200年の脅威に終止符を打とう」

クフィル:ドゲシッっとレイルの尻にキック。
「んなこたぁーとっくに皆判ってンだよ。お前王様になったからって調子乗ってんな?」
とネックハンギング(笑)

ライラ:「殿下!」語気を荒げて阻止にかかるよ!

GM(レイル):「い、いた!ち、ちょっと、フィル、あんまり悪ふざけはしないでくれよ」
なんだかんだ言いながらもレイルは笑顔で答える。
こういうやり取りは二人に取っては昔よくやった日常だったのだろう。

クフィル:「っとまぁ冗談はさておき、だ」
レイルに向き直る。
「レイ、お前のおかげで助かった。何より、お前が無事で安心したよ」

GM(レイル):「僕の方こそ、君が無事で安心したよ。それに言っただろう、サポートするのは僕の役目だ。
君はただ前進する事を考えていればいいんだよ」

クフィル:「立派になったじゃねぇか、相棒」 不適に笑い拳を突き出す。
「いっちょやったろうぜ」

GM(レイル):「ああ、そうだね」
それに呼応するようにこの場に輝く、金、白、蒼、そして黒の光。
それぞれが持つ“欠片”が呼応し、今までに無い光、力を溢れ出す。
そうして、君達は眼前にある継承の間の扉を開いた。

―――――ごぉん―――――

GM:それは震動の音だったか。まるで空間自体が揺れたような感覚。
同時にこの場に入った君達は目を疑う。そこは一面、水平線の世界。
帝城の地下深くにこのような空間が広がるスペースなど無いはずなのに
明らかに物理常識を超えた景色がそこに広がる。
何よりアスタロトにしてみれば以前ここは手狭の継承の間に過ぎなかったはずなのに
それがまるで次元自体がずれた場所のようなそんな違和感を感じた。
だが、なによりもその場所で最も異質なのはその地平を埋め尽くす“混沌”
空も大地も地平の全てを覆いつくす影、もはや“混沌”としか言い様の無い形無き闇がそこに蠢いていた。
何よりも、その“混沌”は“生きている”。まるで生き物のように胎動しているのが見て取れる。

アスタロト:「これは…もしかして先ほどアルタイルが言っていた“ミルファク”の力なのでしょうか…?」

クフィル:「いや…これが星触、って事じゃねぇか?」

ライラ:ゴクリと喉を鳴らして身体をかき抱いていよう。

GM:君達の目の前で蠢くそれはもうじき、産まれいで全てを飲み込もうとしているのが本能で分かる。
「正解。今、君達の目の前に広がっているそれが“星蝕”だよ。
ちなみに、この空間は機関が星蝕を再生させるために創らせた特殊な次元空間といったところだよ」
不意に声が聞こえた。瞬間、君達の眼前に存在した混沌――“星蝕”の前から一人の人物が姿を現す。

それは真紅のコートを羽織った小柄な人物、少年と言ってもいい外見。
だが、アスタロトはその人物の顔に見覚えがあった。

そう、それは帝国の第三皇子にして会議の席で話した少年。
フィリップ=ルーナ=ラヴァード。


アスタロト:「えっ…?」

GM(フィリップ):「やぁ、アスタロトお姉ちゃん、久しぶりだね〜。ここまで来るなんてびっくりだよ」
それはアスタロトの知るフィリップの声。
だが目の前にいる少年の雰囲気、そしてその服装はアスタロトの知るそれとはまるで異なってた。

ライラ:(こっちがびっくりだよ!)

アスタロト:「皇子…どうして、こんなところに…」

GM(ミルファク):「あれ?この状況を見て分かんないかな〜。僕こそがこの帝国の天皇大帝にして
オグドアス3のミルファクだよ。フィリップ…いわゆる第三皇子の姿としてこの帝国にいたのは
第一皇子レクトルと第二皇子ユリウスを監視し、どちらが皇帝に相応しく
どちらが危険因子か見極めるための弟役をしていただけだよ」
と、彼はまるで馬鹿にするようにそう説明をする。
「まぁでも、あんまり意味なかったけどねー。レクトルお兄ちゃんは想像以上の馬鹿だったし
ユリウスお兄ちゃんも予想以上に僕達の裏をかいてくれてさー」

アスタロト:「…ッ!」
怒りに唇を噛み締めてミルファクを睨みつけます。

GM:彼は一時は兄弟であったはずの二人をそう評する。
そして、ミルファクは君のそんな表情を見てまるで楽しむように続ける。
「あれ?怒っちゃった〜?だよね〜。アスタロトお姉ちゃん
レクトルお兄ちゃんの事好きだったんだもんね〜。
けど結局二人は結ばれない茶番劇を繰り広げて滑稽この上なかったよ。でもまぁ良かったんじゃない?
レクトルお兄ちゃんは最後には愛するお姉ちゃんや皆のために戦って死ねたんだから。
最もその最後は英雄にあるまじき無様で惨めな反逆者としての死だったけどさぁ」
と彼は悪意に塗れた口調でアスタロトをそう挑発する。

アスタロト:「憎まれ口を叩くなんて、随分子供っぽいことするんですね」

GM(ミルファク):「…へぇ、意外と冷静だね。挑発には乗らない、か」
つまらなそうに君を眺めた後にやがてミルファクは宣言する。
「さてと、それじゃあ無駄口はそろそろやめようか。知ってのとおり
今ここにある星蝕はすでに再生を果たし、世界を飲み込むプログラムを起動させてしている。
あと1時間もすればこの空間を飲み込んだ後に帝城からあふれ出し、世界を侵食して全てを飲み込む。
そうすれば後はデミウルゴスのみが生き残るデミウルゴスだけの世界となる。
感謝しなよ、君達不完全な人間はこれで一掃され、一部は僕達の領域に昇れる栄誉を得られるんだからね」
そのミルファクの言葉に従うように背後にある星触はさらにその大きさを広げ
この空間自体にヒビを与えはじめている。

ライラ:これはたいへんな事態だ……。

GM(ミルファク):「でも安心しなよ。君達が星蝕に飲まれる事はない。
何故なら、君達は僕の手で殺されるんだから。こちらのほうが、すっごい名誉だろう?」
そう言って彼――ミルファクは静かに構える。
それだけで君達は、かつて機関本部で対峙したプロパテールに匹敵する威圧を感じた。
「さて、それじゃあ、始めようか。オグドアス3“天皇大帝”ミルファクが
君達に“最高の死”を与えてあげるよ」

アスタロト:「なんでも思い通りにいくなんて思わないことです――
私達はあなたには負けないし…星触も止めて見せます!」

そうして、帝城奥深く――今、星触の間にてかつてない“死闘”が始まる。


◆クライマックスバトル 〜最強の敵〜
GM:その宣言と同時だった。君達全員はその目を疑う現象が目の前で起こり始めた。
それは君達と対峙するミルファク、彼の姿が変わっていく。
「一つ先に教えておくよ、これが僕の“星宝”。僕の星宝は数ある中でも特殊なものでね。
正直、この星宝を発動させた僕はオグドアス最強と自負している」
その姿、君達の眼前に現れた“彼”。それを見た瞬間、君達は戦慄と共に、驚愕を覚える。
「さぁ、君達に“最高の死”を与えよう。“君達の知る最強の英雄”による死というものをね」

今、クフィル達の眼前に姿を現した存在。それは紛れもなく、あの英雄騎士・レクトルその者だった。

星宝:【存在変貌(イグジステンス・フェイズ)】 形態:特殊 ランク:測定不能EX 取得D:取得不可能
タイミング:宣言 対象:使用者 射程:−
効果:この星宝の発動と共に使用者は自身が知る別人に変化する。
それは人格・能力・姿・経験・記憶。それら全て細部一片全てに到るまで完全な変貌を遂げる。
このため、この星宝発動中の際、ミルファクの戦闘データはその変貌した人物に依存する。
この星宝による変貌の対象は死した人物であろうとも関係は無い。
ただし、自身よりも遥かに上位の存在に変貌をする際はこの星宝のスペック自体が追いつけず
本物よりも能力は劣化する事がある。(例えるならプロパテールなどがそれにあたる)

GM(レクトル):「…久しいな、アスタロト。それにクフィルも無事だったか」
それは紛れも無くレクトルの声、レクトルの口調、彼の雰囲気そのもの。
「だが、正直残念だ。お前達にはとっくに死んでいて欲しかった…。
そうでなければ、オレがお前達を殺めるという事態を起こさずに済んだものを…」

アスタロト:「…レクトル様は、そんな事絶対言いません」

GM:君の言葉に目の前のレクトルは、あくまでもレクトルとしての雰囲気を携えたまま返す。
「確かにな。だが、状況が違えばあるいはオレはこうなっていただろう。
そう“あの時、オレが機関を裏切らなければ”オレはここに立ちお前達と対峙していた。
オレはそういう可能性のレクトルという事だ」
言って、彼は剣を構える。ではこの第二章最後の敵との戦闘だ!セットアップ&行動値!
レクトルは行動値61です。

アスタロト:行動値36です。

ライラ:24でFP回避しました。

クフィル:こちらは45です。

GM:またこの戦闘中レイル君も皆さんと戦ってくれます。レイルの行動値は33です。

アスタロト:わーい^^

ライラ:マスターktkr

GM:ではレクトルから。まず、常時スキルとしてこれを使用。

<英雄練武> タイミング:常時 対象:自身 射程:自身 消費精神:−
英雄騎士レクトル固有スキル。[現在のターン×5]分、全ての戦闘能力値が上昇する。

GM:こちらが自動発動します。

クフィル:なんだとこのやろう。

GM:そして攻撃は、そうだな折角だしアストに、命中59です。

アスタロト:ぐふっ、回避40です…。

GM:ではレクトルは続けてこちらを使用。

<一刀両断> タイミング:メジャー 対象:単体 射程:武器 消費精神:7
<両手持ち>を取得している場合のみ取得可能。
貴方の攻撃に対し対象は回避判定・防御判定で一切のクリティカルが発生しない。
(ただし相手の特技などでクリティカルが発生した場合は別である)

クフィル:普通にやったら勝てる気しねぇな(笑)

ライラ:とりあえず守護陣しようか?

アスタロト:星宝のためにも…お願いします(笑)

ライラ:【文書・一般処理:コマンドコード“守護陣”を実行します】
というわけでしゅごじーん。

GM:了解です。「…やはり来たな、ライラ。だが、お前は一つ、計算違いをした。
オレの剣はこの時代最高の英雄の一撃。そしてオレの戦術とは一撃で相手を粉砕する事だ」
そして彼の大剣に乗るは剣王の息吹。

《剣王極淵斬》 タイミング:ダメージロール直前 対象:自身 射程:−
貴方が行うダメージ判定に+5D10をする。

ライラ:これは即死するしかないような気がしてきたお

GM:攻撃114点(笑)

アスタロト:レクトル様こんなに強かったんだ(泣)

クフィル:正攻法じゃ勝てねぇよ(笑)

GM:一人で何十万も相手にするような奴だからね〜(笑)

ライラ:【文書・警報:敵攻撃力過大。システムに重篤なダメージが生じる可能性があります】
【文書・一般処理:テキストコード“金剛”を発動します】
つーわけで金剛してダイス一つ多くふるお……78点止め。36点貰えばいいのかな?

クフィル:かてー(笑)

ライラ:死ぬ。超死ぬ。残りHP11。
【文書・警告:被害甚大。機体損耗率は75%を突破。戦闘続行は極めて困難と推測されます】

GM(レクトル):「ほぉ、さすがだな。オレの一撃を受けて倒れなかったの相手は久しぶりだぞ」
ではここでフィルか。

ライラ:「そういう風に、出来ておりますので……」
殿下タノム……。

クフィル:頼まれたがどうしようね(笑)
まぁ普通に攻撃だね。命中は10、6振り足しで1の50ですね!

GM:あたりですね。

クフィル:じゃあダメージに<ソードダンス>と<魔力剣>をば!
3、10、8で振り足しが9と。82発だ!眼前の英雄騎士に対し何かを確かめるように一撃を加える。

GM:その一撃を剣で受け止めるレクトル。
しかし鍔迫り合いで生じた衝撃波がレクトルの身体に僅かな傷を与える。
「…お前とこうして剣を交えられるとはな。やるじゃないか、クフィル」

フィル:衝撃でこちらの頬にもうっすらと傷が入る。

GM(レクトル):「だが分かっているだろう。それでは届かない、英雄騎士たるオレには届かないぞ」

クフィル:「…やっぱ、ちげぇな」 ただ一言返す。

GM(レクトル):「…何の事を言っている」

クフィル:「こっちの話さ」

GM:ではアスタロトかな。

アスタロト:では、メジャー行動で【クイックドロウ】を使い、攻撃します。命中47!

GM:あたりです!ダメージどうぞ!

アスタロト:<ブルズアイ>使います。攻撃75の銃弾を放ちます!

GM:その弾丸を真っ向から剣で受けるレクトルだが兆弾により、アスタロトの弾丸は
レクトルの腕に血を流させる。その傷を見て、レクトルはアスタロトを褒めるように言う。
「強くなったじゃないか、アスタロト」

アスタロト:愛する人に銃を向ける辛さで張り裂けそうになって、
震える腕に力を込め、レクトルを見据えます。多分口利いたら攻撃できなくなりそうだ。

GM:ではここでレイルの行動。彼は手に持つ黄金の剣、アルナ=ゴルトをかざす。
その瞬間、彼の手より放たれた黄金の光が君達全員を包む。

《黄金の加護》 タイミング:メジャー 対象:任意 射程:視界 消費精神:10
【黄金の剣(アルナ=ゴルト)】固有能力。
この特技の対象となったキャラクターは即座にFP1点を入手する。一戦闘一回使用可能。

GM:全員、即座にFP1点を。

クフィル:うぉ!(笑)

アスタロト:やったーー!\(^▽^)/

ライラ:「ご厚意、痛み入ります。マスター」キター!

GM(レイル):「僕の星宝は他の欠片を支える欠片、全ての欠片の中心に位置する。
だからサポートは任せてくれ」
そう言って彼より放たれた黄金の加護が君達を包み込んだ。全員大喜び(笑)ではライラたん。

この後、ライラはマイナーでアルカナポーションを飲むが
出目が振るわず僅か4点の回復。中身を大量に零してしまう。

GM:可愛いから許す。ライラたんだから許す。

続けて<ターンアップ>でクフィルを再び行動可能にするライラ。
そのままレクトルに攻撃を仕掛けるクフィルだが、先ほど同様に僅かな手傷しか負わせられなかった。
かつては帝国最強と言われ何十万ものの敵兵を相手に戦った英雄騎士の実力を
ミルファクはまさにそのまま再現していた。

GM:では二ターン目、セットアップ&行動値!

アスタロト:セットアップで《神眼》!

クフィル:セットアップに《アクセス》ギアセカンド!

GM:ほお、切り札を使ってきたな。ではレクトルもセットアップスキル使用。

<背水の構え>  タイミング:セットアップ 対象:自身 射程:− 消費精神:6
このターン、貴方の全ての防御値を攻撃値へと加算させる。
これにより貴方のこのターンの防御値は0となる。

GM(レクトル):「防御などもはや不要。全てを攻撃に回し片付けてやろう」
レクトルは盾を捨て、防御を捨て、全てをその剣、攻撃に乗せる。

クフィル:ゲァァ

ライラ:フギャァ

続いて行動値判定の結果、レクトル→クフィル→レイル→アスタロト→ライラの順番となった。

GM(レクトル):「では、行かせてもらおうか」 標的は…そうだな、ではクフィル。

クフィル:お、こっちかぃ。

GM(レクトル):「――クフィル。先に言っておこう」

クフィル:「あんだよ」

GM(レクトル):「こうしてお前と戦え、何よりもお前をオレ自身の手で葬れた事に関して感謝を述べる。
安心しろ、苦痛はない。全て一撃で終わる」 命中56!

クフィル:うぉ、ダイスが空気読んでねぇ(笑)
回避59です(笑)ちなみにFPももらたよ。

ライラ:よくやったァー!

GM:避けやがった(笑) ちなみに行動終了です(笑) ではクフィルです。

クフィル:んー【光刃の千突(エペ・ルーチェ)】起動するか。
クフィルの背後に光り輝く一本の大剣が現れる。マイナーで剣補給!
さらにメジャーでも補給。まずは85本。

GM:ではレイルかな。レイルは黄金の剣を構える、がそのまま攻撃を行わず
まるでタイミングを見計らうように構え続ける。

<ユニゾンアタック> タイミング:メジャー 対象:単体 射程:視界 消費精神:8
この特技の対象を指定する。これにより指定されたキャラはレイルとの連携により
命中・攻撃判定に+1D10を行なう。

GM:指定するキャラはアスタロトで。という事でそのまま、ターンはアスタロトへ。

アスタロト:レイルありがとー!^^

GM(レイル):「仲間ですから。サポートするのは当然ですよ」
と横にいるアスタロトへ(笑)

アスタロト:「やっぱり、あなたはレクトル様じゃない…」

GM(レクトル):「…何を言っているんだアスタロト。オレはレクトルだ」

アスタロト:「…その剣の冴えも、堂々たる振る舞いも、確かにレクトル様のものです…。
だけど…、だけど、どんなことがあってもレクトル様は絶対に
『お前達が死んでいればよかった』なんてことは言わないっ!」

GM(レクトル):「………」
その君の断言にレクトルは無言で受ける。

アスタロト:その言葉を最後にして、引き金を引きます。
<クイックドロウ>をつけますね。ダイス目9,8,8、振り足して6です。命中62!

GM:それはあたります!

ライラ:なんという高位安定のダイス目(笑)
ここから流れが来ることに激しく期待!

アスタロト:攻撃ダイスは、7,4,9、振り足して3ですが<急所狙い>使います。
ダイス目「5」になりました。合計90!

クフィル:おぉ!!

ライラ:きている!なにかがきている!

GM:おお、滅茶苦茶効いた(笑) こっちの防御0だし(笑)
レクトルの防御を捨てた構え、その隙をねらい撃つようにアスタロトの弾丸がレクトルの身体を貫く。
「―――ぐッ」
初めて苦悶の表情を浮かべるレクトル。

アスタロト:レイルと息を合わせ、神眼で矛先を見つめ、渾身の一撃を放つ。
レイルとの連携によるアスタロトの攻撃は確実にレクトルにダメージを負わせている。

続いてライラたんだったが、マイナーでポーションを飲むも、またもや中身を半分ほど零してしまう。
そして、そのままむせた勢いでクフィルにターンアップをかける。

ライラ:「げふげふげふ。ぇんか……!」
と噎せながらなんとか殿下を促します。

クフィル:ちょ、かわいい(笑)っと、ここは頑張りどころか!?
マイナーでハイアルポグビグビするお!23回復!
「ま、言いたい事はアストが大体言ってくれたからな。
いくら取り繕ってもお前はアイツにはなれねぇよ」

GM(レクトル):「…ほぉ、アスタロトならともかくオレと会って一日も過ごしていないお前に
オレが区別できるというのか?クフィル」

クフィル:「いくらレクトルの知識や技、記憶を持っていたとしても
お前は『レクトルの歩んだ道』を歩いてねぇ、判るさ。俺はアイツに意思を、言葉を、願いを託された。
だから、絶対にお前はレクトルじゃ…無い!」

GM(レクトル):「……ほざけよ、クフィル」
その瞬間、レクトルなら見せないであろう他者を見下した殺意。それを目の前のレクトルが見せる。

クフィル:「ほーら、ボロが出たぜ?」
その殺意を全身に浴びながらも不敵に笑う。

GM(レクトル):「だが、だからどうした。
お前達がこの人類最強の英雄の前に敗れる事に変わりはない」

クフィル:「俺達は負けねぇよ。他人の姿を借りなけりゃ戦えないような奴にはな!!」
その言葉と同時に、クフィルの背後に存在していた光の刃が砕け散る。
砕け、降り注ぐ欠片はまるで舞い散る桜の様に。

「「――― 終光輝星桜刃 ―――」」

クフィル:メジャーで瞬花使用します。いっけー!僕の千本桜!
あ、剣も全弾射出で(笑)

GM:了解、自動命中ね(笑)

クフィル:うぃうぃ。剣で85、瞬花で+50、能力基本値で52。
ダイスと合わせて224発程進呈仕る。

GM:それはまさにレクトルを包む葬礼の桜の光刃、決着は着いた――そう思われた瞬間。
「――それを待っていた」
レクトルは構える。その構えにアスタロトは見覚えがある。
そう、この景色、この光景に酷く似た状況をアスタロトはかつて見ている。
それは千の光刃を放ったデミウルゴスを一撃のカウンターで粉砕した英雄騎士の剣。

アスタロト:「!」 これはまずい…!

クフィル:(ブルーメもやられたもんね!

GM:互いが強者であるが故、究極に近いが故に、その勝負が一瞬の刹那で敗れた現象。
「――幕を引くのはお前だ、クフィル」

<天武無暁刀> タイミング:本文 対象:単体 射程:武器 消費精神:−
相手が合計100点以上の攻撃を出した際に発動可能。
使用者は防御値の代わりに攻撃値を使用して判定を行ないその際、基本攻撃値を2倍にして判定を行なう。
更に、この時[タイミング:メジャー][タイミング:ダメージロール直前]のスキルを重ねる事が可能。
これにより対象からのダメージを相殺し、対象の最終攻撃値以上の攻撃を出した際は
その[差分]のダメージを対象に[実ダメージ]として与える。一シナリオ一回使用。

クフィル:(PL「これをまっていた!!」

GM:更にレクトルはこれに秘奥義を乗せる!

《神威絶叡禍》 タイミング:メジャー 対象:単体 射程:視界
貴方が行う命中判定は絶対命中となり、攻撃判定に+80をする。
またこの攻撃に対して対象は一切の防御判定、スキル、フォーチューンアビリティを使用する事は不可。
ただし秘奥義による防御のみは可能である。

GM:こちらの攻撃は287点!差分で63点の実ダメージをクフィルに!

ライラ:守護陣と叫べるものなら叫ぶんですけど…。

GM:守護陣は可能です。しかし、その場合クフィルが受ける63点の実ダメを受けますが(笑)

ライラ:完全なる盾は有効ですか?GM。

GM:《神威絶叡禍》が乗ってるので不可能ですね。

ライラ:オーウ。

GM:これこそがレクトルの本当の剣。反撃の剣による回避防御も一切不可能な一撃即死の剣。

クフィル:ぐあー!!!!ここでセイバー使って反撃したら格好いい!!!!

GM:確かに(笑)

ライラ:私が防いで落ちるより殿下がセイバーして生き残った方が戦力の低下少ないですしね!

GM:ではそれはまさにアスタロトが予想した通りの展開。
レクトルの剣はクフィルが放った千の刃を砕き、クフィルはその全身から血を流す。
「…終わりだ」
自らの勝利、戦いの終結を確信したレクトル――否、ミルファクはそう呟く。

クフィル:ただ、アスタロトの想像と一つ違う事があるとすれば。
クフィルがレクトルの刃を身に受けながらも、構えを解いていない事。
その構えはレクトルの、最強の英雄騎士が見せた絶対なる一撃。
セイバーモード使用します。

GM(レクトル):「―――?!!」
それは信じがたい光景。確かに眼前の敵を倒したはず、戦闘不能に追いやったはず。
にもかかわらず目の前の男は倒れない。その異常事態に彼は動揺を隠せない。

クフィル:「本物のレクトルなら…気づいただろうな」

GM(レクトル):「な…にッ?」

クフィル:「俺もこれを待っていた、って事さ」

GM(レクトル):「――なん、だと?!」

クフィル:即時行動!マイナーは無し!メジャーでこの二つの秘奥義を使用!

《神威絶叡禍》 タイミング:メジャー 対象:単体 射程:視界
貴方が行う命中判定は絶対命中となり、攻撃判定に+80をする。
この攻撃に対して対象は一切の防御判定、スキル、フォーチューンアビリティを使用する事は不可である。
ただし秘奥義による防御のみは可能である。

《剣王極淵斬》 タイミング:ダメージロール直前 対象:自身 射程:−
貴方が行うダメージ判定に+5D10をする。

クフィル:これに〈緋翼の紋章〉と〈ソードダンス〉も加えます!
通常2D+セイバーで+1アクセスで+1特技で+2。合計11D10。
1 + 1 + 4 + 7 + 9 + 10 + 10 + 5 + 1 + 6 +7 =61
振り足して3 + 10 = 13。一つ振り足しで1D10 → 10 = 10 で更に1D10 → 7 = 7。合計223発!

GM:でけぇ(笑)

「この一撃避ける事敵わず」

「この一撃耐える事敵わず」

クフィル:「故に必殺」

GM(レクトル):「ぐ、あ、ああああああああぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」
それはまさに一撃にして必殺。かつてレクトルが見せた剣をそのままにクフィルは
目の前のレクトルへと、その一撃を完膚なきまでに叩きつけた。
「…お、のれ……」
見ると、眼前のレクトルは確実な瀕死のダメージを受け、もはや勝敗は見えた。
そう確信する君達であったが――

「舐めるなよ…人間共が!この僕こそが機関のオグドアス1に相応しい星宝を有するデミウルゴスだ!
僕がアルタイルやベネトナシュよりも下なはずがないんだッ!!」

激昂する目の前のデミウルゴス。そして、その姿が再び歪んでいく。

「見せてやるよ!これが僕の星宝の真の力!
究極の存在へと変貌し、その最強をそのままに具現化する能力を!」

そして、歪みが収まった時、そこに現れた人物は―――

「そうだよ…最初からこうしておけばよかった。
“この男”の前には、お前達も、今のプロパテールすらも及ぶはずがないんだからな!」

そこに現れたのは漆黒の大剣。
それはかつて、君達三人をまるで稚児のように扱い、戦闘すら成立しなかった“最強の敵”

「見るがいい、これが真の絶望の姿だ――」

そこには機関0――ベテルギウスの姿があった。

ライラ:げぇっ オカマ!

 
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